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「とまぁシリアスな感じは
ここまでにしといて
っておっと〜、
いつもはチャラけてるのに突然切なげになったイケメンのギャップに惹かれて俺に惚れてない？大丈夫？」
「ああ、はい
全然大丈夫です」
「真顔はつらいわ」
すぐいつものテンションに戻ったジョングクは
交差点を横目にまた歩き出す
「さて、初デートはどこに行こうか」
「私なんかが初デートの相手でいいの？」
「んー
可もなく不可もなく感は満載だね」
「そこは
私が相手でめちゃくちゃ嬉しいです！
死ぬほど嬉しいです！
って言うところでしょ」
「もうすでに死んでるんで。てへぺろ」
「ジョングクのてへぺろ嫌い」
「とか言って可愛いと思ってるでしょ、てへぺろ」
「自意識過剰の塊だね」
ゆるゆると歩いていると、
あ、とジョングクが声を上げた
「俺、行きたいとこある」
「どこ？」
「えーっとねぇー」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ここ。」
と、連れてこられた場所は
この街で一番大きいアミューズメントパーク。
「デートといえばやっぱ遊園地！！」
「……これさ、周りから見たら
私一人で来てる人ってことだよね」
「まあ、そうなるな」
「帰ります」
「じゃあとりあえず、まずはあれに乗ろう！」
と、強引に手を引っ張られ(ているらしい)(視覚情報だけの以後省略)
コーヒーカップとやらに並ばせられた。
「……帰りたい……」
「俺実は、めちゃくちゃコーヒーカップ回すの上手いよ」
「回せないくせに何を言ってるの」
「気合で回してみようと思う」
「あほ」
列が動いて、私たちが乗り物に乗る順番になった。
係員のお兄さんが優しい笑顔で訪ねてくる。
「お客様、何名ですか？」
「あ、2名、
…………1名です」
「1名様ですね
お好きなカップにお乗り下さい」
間違えて2名と答えてしまった自分の口を針で縫いたくなった。
「A、俺のこと好きすぎて2名って言っちゃうなんて可愛いところあるな」
「今すぐお前を成仏させてやる」
一応2人でコーヒーカップに乗り込み、
軽快な音楽がかかると途端に私はコーヒーカップのハンドルを激しく回した。
「ぐるんぐるんに目を回してやる！！
そして目が回りすぎて成仏してしまえ！！」
「俺、三半規管めっちゃ強いよ」
「私めっちゃ弱いよ！！！」
「ばかかよ」
爆笑するジョングクと共に、
私はカップの中でぐるぐると世界を回した。
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ににに(プロフ) - テヒョンの4‘OCLOCK聴きながら読んでてもう目がナイアガラの滝ですよ。もう素敵です、続き楽しみっす。 (2019年4月22日 20時) (
レス) id: adea3fa211 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ああ、もう涙腺崩壊。笑笑 本当に24話で涙が止まらなくなってしまってとりあえすコメントさせていただいてます。こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。泣 (2018年2月7日 0時) (レス) id: f686d690fe (このIDを非表示/違反報告)
m - Twitterなどでお話しかかれてますか！？書かれてるならぜひみたいです！お話しすごくだいすきです！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 229badfe20 (このIDを非表示/違反報告)
りんごり - 凄く面白くて一気に読んでしまいました笑更新楽しみにしてます。頑張って下さい(^ ^) (2018年1月4日 20時) (レス) id: 555706a24a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 更新頑張ってくださいね！？もう、メッチャ応援しますから！ (2017年12月31日 0時) (レス) id: 7514c48f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2017年10月21日 22時
