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お店の二階は
ジンさんが住んでいるのであろう
小洒落たリビングが広がっていた
「あーーー疲れた」
そう言いながらジョングクが
容赦なくジンさんの家のソファに寝転がる
「幽霊がなにいってんの」
「幽霊だって疲れるんだよ」
「それにここ、人の家だよ
仮にも元人間でしょ？礼儀なさすぎ」
「仮にも元人間てなんだよ
それにここ、俺の家みたいなもんでもあるから」
そう言うジョングクを横目に
ちらりとリビングの机に立てかけてある写真を見る
若い頃のジンさんと、
小さい男の子が写っていた。
……この顔は、
「これ、もしかしてジョングク？」
その声に、ジョングクが体を起こす
「あーその写真？
そうそう、俺だよ」
「こんな小さい時からの知り合いなんだ」
「まぁ、ご近所付き合いみたいなもん」
「へぇ」
すると、階段を上がる音が聞こえてきたので
私は一旦口を閉じる。
「ごめんね、お待たせ」
ジンさんがトレーにほかほかのお弁当とお茶を乗せながら持ってきてくれた。
「はい、これが
ジョングクにしか出さない特別なお弁当だよ」
ここに座って食べてね、
と、リビングのテーブルにそれを置くジンさん。
「わ、ありがとうございます
すごく美味しそうですね」
「あいつ、野菜食べないで肉ばっか食ってたから
いつか太るんじゃないかって
期待してたんだけど、
あんなにイケメンになるとはなぁ……」
「そんなこと期待してたの」
ソファに座るジョングクがクスッと笑う。
「あの、ジョングクとはどういうご関係なんですか？」
ほくほくなお弁当を頬張りながら
ジンさんに聞く。
「ジョングクとは、家絡みで仲が良かったよ
ご近所さんだからね。
ジョングクはこの店のすぐ側に住んでるんだよ
小さい時は
僕がずっと遊び相手になってあげてたんだ」
「そうなんですね」
「そういう君は？
本当にジョングクの知人？」
そう聞きながら、ジンさんは少し楽しそうに笑う
「あーー、私は、」
「彼女って言えって」
「……ジョングクのパシリです」
「なんで彼女って言わないんだよー」
ジョングクの声はなるべく聞かないように
意識をジンさんに集中させる。
「あ、Aって言います。
すいません、突然ズケズケと来ちゃって」
私が名前を言った瞬間
ジンさんが少し目を見開いた。
「A……？」
そして、ふんわりと笑う。
「そっか、君が……」
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ににに(プロフ) - テヒョンの4‘OCLOCK聴きながら読んでてもう目がナイアガラの滝ですよ。もう素敵です、続き楽しみっす。 (2019年4月22日 20時) (
レス) id: adea3fa211 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ああ、もう涙腺崩壊。笑笑 本当に24話で涙が止まらなくなってしまってとりあえすコメントさせていただいてます。こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。泣 (2018年2月7日 0時) (レス) id: f686d690fe (このIDを非表示/違反報告)
m - Twitterなどでお話しかかれてますか！？書かれてるならぜひみたいです！お話しすごくだいすきです！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 229badfe20 (このIDを非表示/違反報告)
りんごり - 凄く面白くて一気に読んでしまいました笑更新楽しみにしてます。頑張って下さい(^ ^) (2018年1月4日 20時) (レス) id: 555706a24a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 更新頑張ってくださいね！？もう、メッチャ応援しますから！ (2017年12月31日 0時) (レス) id: 7514c48f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2017年10月21日 22時
