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「俺も最初は、そうだと思った」
ユンギ先生も、口を開く。
「あいつの両親から電話が来た時
なんて言ったらいいかわからなかった
みんな最初は、
ジョングクは自分で死んだと思ったんだ」
でも、と
先生は続ける。
「ここ最近、
あいつはすげぇ楽しそうに笑ってたんだよ。
事故の日も、
ジンさんの弁当を買いに行ってたらしいし
元のジョングクが戻りつつあったから、
ジンさんは、あいつは自分で死んだりなんかしてないって主張してな。
俺も途中から、
そうだ、今のあいつはそんなことしねぇと思った」
「その、
元のジョングクに戻るきっかけをくれたのが、」
Aちゃんだったんだよ
そのナムジュンさんの言葉が、
頭に響いた。
自分で彼を助けたなんて
そんな自覚は全くない。
彼が生きている間に話したことすらほとんどないのに、そんなことがあったなんて信じられない。
でも、
その話を聞いて、
思わず泣きそうになった。
「あ、そういえばヒョン
こないだ見ようって言ってたアレ、見ませんか？」
「お、いいな
この機会に見るか」
ユンギ先生が何かを思い出したように
立ち上がって、
分厚い本のような物を棚から出してきた。
「お前も興味あるだろ、
小さい時のジョングク」
先生がそう言いながらそれを開くと、
若いユンギ先生と、
幼いジョングクが写った写真がたくさん出てきた。
……正直ジョングクの小さい時は
天使である。(認めたくないけど)
でもなんでユンギ先生が
こんなものを持ってるんだろう。
「ちなみに俺は、ジョングクの従兄弟な」
「…………えええ！？！？」
びっくりして先生の顔を見る。
全く知らなかった。
「学校ではあまり親戚だと思われないように
他人行儀にしろって
あいつに何度も言ってたからな」
わかんなかっただろ、
と少しだけ楽しそうに笑う先生。
「わー、なんでこんなに写真持ってんのこの人」
ジョングクがぽけーっとした顔で
アルバムを上から覗き込んでいた。
「わーこのジョングク可愛いですね」
「あいつちっちゃい時はほんと可愛かったよな」
「いや今でも可愛いでしょ」
先生の言葉に顔をしかめるジョングク。
「あーこれ、お遊戯会の」
「ジョングクうさぎ役じゃないですか」
「リアルうさぎって騒がれてたなぁ」
アルバムを3人(+幽霊)で囲みながら見ていると、
時間はあっという間に過ぎていった。
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ににに(プロフ) - テヒョンの4‘OCLOCK聴きながら読んでてもう目がナイアガラの滝ですよ。もう素敵です、続き楽しみっす。 (2019年4月22日 20時) (
レス) id: adea3fa211 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ああ、もう涙腺崩壊。笑笑 本当に24話で涙が止まらなくなってしまってとりあえすコメントさせていただいてます。こんなに素敵な作品に出会えて良かったです。泣 (2018年2月7日 0時) (レス) id: f686d690fe (このIDを非表示/違反報告)
m - Twitterなどでお話しかかれてますか！？書かれてるならぜひみたいです！お話しすごくだいすきです！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 229badfe20 (このIDを非表示/違反報告)
りんごり - 凄く面白くて一気に読んでしまいました笑更新楽しみにしてます。頑張って下さい(^ ^) (2018年1月4日 20時) (レス) id: 555706a24a (このIDを非表示/違反報告)
ゆずちゃん - 更新頑張ってくださいね！？もう、メッチャ応援しますから！ (2017年12月31日 0時) (レス) id: 7514c48f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LILY
| 作成日時：2017年10月21日 22時
