メールの謎と依頼人! ページ5
「ほら、よく見ろよ。咲は『、』の代わりに『,』カンマ使ってんじゃん。並大抵の犯罪者にゃあ見抜けないだろ」
レンが、昨日のメッセージと今送られてきたメッセージを代わる代わる指差す。
「本当だああああ!!」
太郎が叫ぶ。
「んな事より、早く行こうぜ。クライアントが待ってるし」
レンの言うことも最もなので、皆はソッコーで事務所から飛び出し、本来15分程の噴水広場まで10分でたどり着いた。
と、依頼人と見られるほぼ同年代の女の子が噴水に腰かけていた。
髪型はおかっぱ。かなり悲しそうである。
「あれが、無理矢理あの髪型にさせられて悲しいんじゃなけりゃ、依頼人だろうな」
レンが軽い冗談を言う。
「あの〜、君がココナさん?」
太郎が声をかけると、女の子は急にふり返り、「あ、はい!」と頷いた。
「えーっと、私はさくら原小学校の4−3の、林木ココナです」
自己紹介するココナ。
「あ、同じ学校じゃん。俺らは5−2。あともう1人いるけど、遅れてくるから。俺は赤木田レン。よろしく」
レンも続いた。
「私、姫乃モモカ。よろしくね」
優しく微笑むモモカ。
「俺は青崎太郎。よろしくなっ」
モモカの笑みは太郎に向けた物ではないが、なぜか照れる太郎。
「妖札石探偵団の皆さん、来ていただいてありがとうございます!噂はたくさん聞いてます!で、今回の依頼なんですけど…」
急に大人しくなるココナ。
「猫ちゃん見つけりゃいいんだろ!?さ、早く探そうぜ。麗しの猫様はどこにいる?」
せっかちになる太郎。
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ヒメアミ(プロフ) - 姫乃さん» 早速ありがとうございます…!!もう色々と嬉しすぎて何がなんだか…副幹部、手強いです!札神、楽しみにしていただけるなんて嬉しいです!ギャグ、自分でも笑える物を目指して書いているので面白いだなんて嬉しいです!笑ってくださったなんて… (2020年5月22日 14時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - 失礼します!更新したの早速読みましたー!相変わらず面白いです!!ログインしたら真っ先にお気に入り登録したいです!手強い副幹部にとうとう最終手段使っちゃうんですね!札神、楽しみです!ギャグも面白くて最高です!静かに笑いました!レンや咲の一言が…(笑) (2020年5月22日 13時) (レス) id: 776d4f88c7 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 姫乃さん» 妖札石探偵団を選んでくださるなんて…とてもとても嬉しいです!小説書いてて良かったなって思います!小説家になりたいのであなた様みたいな方がとても後押しになります!モモちゃんと水!ありがとうございます!私もその2人なんか好きです! (2020年5月21日 16時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 姫乃さん» ありがとうございます!!凄く面白いだなんて!私などには勿体ない言葉です!文章力も謎解きも褒めていただけるとは…いえいえとんでもありませんよ!更新、なかなか出来ずすみません!…!?チーン←嬉しさのあまり逝去 星の数ほどあるオリジナル作品の中で (2020年5月21日 16時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
姫乃 - 失礼します!すっごく面白いです!!文章力も謎解きも凄いですね!もっと評価受けるべきだと思います!更新いつまでも待ってますので!今まで読んだオリジナルの中で一番好きです!!全員好きだけどモモちゃんと水がなんか好きです! (2020年5月21日 14時) (レス) id: 776d4f88c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒメアミ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時:2020年2月17日 16時