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その後に、マスコミが押し寄せてきて、
色々なことを言われた。
「Aさんのファンの犯行とも言われてますが！」
「お母様が不倫していたという報道もありますが！」
「なにか一言お願いします！」
色々なことを言われて、正直キツかった。
社長の叔父さんが掛け合ってくれて、少しは収まったけどしつこい人は沢山いた。
家が燃えたから滞在していたホテルにもあまり出られなくなり、息が詰まりそうだった。
『もしもし？A？』
「キミくん？」
マスコミが多くてキミくんはホテルに近づけなかったけど毎日様子を聞きに電話してくれた。
「うちのお母さんはお父さんのこと大好きなのに勝手だよね」
話していくうちに、だんだん気がほぐれてきて、ついにポロッと弱音を吐いた。
「ねぇキミくん。舞台…このまま続けていいのかな？」
そういうとキミくんが
「AのオヤジさんAが仕事すんの楽しみにしていたやろ？やってた方がええとおもうで。」
そう言ってくれて、私は千秋楽まで舞台を続けることが出来た。
父親の親孝行だと信じて。
「お父さんが大変な時に仕事なんて…」
とか、中には心のない言葉を言われることもあったけどキミくんとの電話だけが私の心の支えになっていた。
やっと父親が目が覚めて、集中治療室から一般病棟に移されて、ほっとした。
その後の仕事は激減してしまって、CANDYPOPもやめて一般人になろうかなぁと考えていた時もキミくんに
「辞めるのは簡単やぞ。続けるのが大変やからな！」
と引き留められて続けることが出来た。
キミくんと話しているうちに笑顔で仕事が出来るようになったら、犯人が捕まった。
ただむしゃくしゃして燃やそうとして誰でもよかったらと言っていたらしい。
なにそれ、私とお母さんも全然関係なかったし、マスコミも真実が分かればすーっと嘘のように消えてしまった。
あと、あれほど心配の言葉をかけてくれた人も嘘のように居なくなってしまったけど。
父親は
「死ぬかと思ったけど生きていてよかったなぁ」
と他人事のように笑っていた。
家は新しく立て直して、新しい家にキミくんを連れてきた。
お母さんもお父さんの買い物に出かけていたその時にキミくんが私を抱きしめてくれた。
「おつかれさん。がんばったな」
心配はされてはいたし、よかったねーとは言われておたけど褒められたことなんて1度もなかった。
「…うん…」
抱きしめ返したとき初めてこの人を好きだと思った。
結婚しようと思った時（りんごあめさんリクエスト）→←私が好きになった日（りんごあめさんリクエスト）
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りんごあめ - どうもありがとうございます。楽しみにしています。 (2019年4月4日 12時) (
レス) id: a5b30f3bbe (このIDを非表示/違反報告)
もちもちもも(プロフ) - りんごあめさん» 了解致しました！書かせていただきます！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 603078f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - いつも楽しく読ませて頂いています。リクエストお願いします。横山くんのお母様が亡くなったときのことと主人公ちゃんのお父さんが大変だったときのこと2人がどの様にお互い支えあって乗り越えたのかを書いて欲しいです。是非よろしくお願いします。 (2019年4月3日 13時) (レス) id: a5b30f3bbe (このIDを非表示/違反報告)
もちもちもも(プロフ) - りんごあめさん» ありがとうございます！リクエスト可能ですよ！どんどん言ってください！ (2019年3月31日 11時) (レス) id: 603078f4b8 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ - はじめまして楽しく読ませて頂いています。お話し内容リクエストっ可能ですか？もし可能でしたらお願いしたいお話しの内容があるのですが。 (2019年3月31日 9時) (レス) id: a5b30f3bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもちもも | 作成日時：2019年3月26日 0時
