鬼哭啾啾【ヒロアカ】 (ページ6)

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個性ページ6

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『そ、僕鬼になるの』

「具体的に教えろ」

少し興味津々な爆豪にAは面白そうに笑った
そりゃ鬼と言われてもわからないだろう

もう夜になりかけで周りには誰もいなくて、いるのは爆豪とAだけだった

『………見せてあげよっか』

「は？」

Aは上体を起こして、一言

〈鬼さんこちら、手の鳴る方へ〉

その瞬間角が伸び、八重歯が分かりやすく生え、瞳の中には不思議な模様が浮かび上がる

何よりも迫力と不思議な圧が強くて爆豪は息を呑んだ

『…あはは、これが僕の個性だよ。そのままでしょ』

この状態だと前にも言ったように凶暴化してしまうためすぐに鬼化を解いた

爆豪くんを見れば固まっていた
そりゃ鬼なんてびっくりするだろうな

『身体能力は普通の人間より倍になるのと怪我の治りも早いんだ。デメリットは少し感情がコントロールしにくくなる。これくらいかなあ』

「…そんな力を持っててなんで普通科にいんだよ？」

まあヒーロー公安委員会なんだけどね

なんてこと言えたら楽なんだろうけどさすがにミッフィーしとこう。いずれわかるときがくるかもしれないしこういうときは時に任せる

『普通に生きてみたかったから』

「…あっそ」

その言葉に違和感を覚えながらも爆豪は適当に流す

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あの後暗くなってしまったので個性誰にも言わないでねって爆豪くんと約束して別れた

そんなもん言うかよと怒られたけど

『僕も帰ろっと』

人と話してかなり頭はすっきりしたし、気分転換になった
ランニングしていた爆豪くんに感謝しなきゃね

明日は学校だし、早めに帰って布団に入ろう

寝れるかはさておき