鬼哭啾啾【ヒロアカ】 (ページ4)

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意外な一面ページ4

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あれから数日後
Aは学校をやすみ、任務に行っていた

ヒーローらしからぬ任務
なぜならAはかつてのレディ･ナガンを引き継ぎヒーロー公安委員会直属の暗部として活動している

プロヒーローや犯罪組織への諜報活動を行い、社会を脅かす存在を秘密裏に抹殺する
それが主な彼女の仕事だった。勿論、人を助ける表の活動もあるがあまりにも裏の活動が向きすぎているのだ

組織の情報はあらかた得た。
もう奴らには用はないから…

Aは仮面をつけ、組織のアジトを一瞥する

『…あとは消すだけ』

「無茶しないでよ、Aちゃん」

しかし彼女はまだ高校一年生、未成年であるからいつもホークスが付き添っている
まだまだ精神も未熟で何が起こるかわからないからだ

Aはホークスを一瞥し、こくりと頷く

『でも、無茶しなきゃいけないときはする』

そう言って人目のつかない場所に位置している建物に一瞬で移動した。

「末恐ろしいなぁ」

これで未成年だなんて誰も思わないだろう
俺も力勝負だときっと彼女に敵わない

血のにじむほどの努力家さんだから

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あの後任務は無事成功し、犯罪組織は壊滅した

しかし、

「数日休んだと思ったら腕骨折してたの！？」

『…うん、小さい時から運悪いからさ』

あはは、なんて笑って目を泳がす
なんて苦しい言い訳だろうなんて思いながら同級生を欺く

実はAの戦闘スタイルはかなりの荒削り
怪我無しでの帰還はほぼないと言っていいほど骨を折ったり、縫合しなければならないような重傷を負う

個性を使用するとかなり戦闘狂化するのだ
かなり野蛮で凶暴になって、暴れ散らかす

これは改善しなきゃならないんだけど中々…
いつもホークスや会長にどやされる。結局任務は成功するからそこまで怒られないけれど…

「もうこれで何度目…？心配だなぁ。しかもAのギター聞けないのも悲しい」

『…怪我しやすいけど治りやすいから心配ない』

「何そのwin-winな体質」

正直学校は楽しいがこうも欺くのは気が引ける
何度も休んでるためクラスのみんなから虚弱体質だと思われている

普通の人間より幾分か強いため心外である