鬼哭啾啾【ヒロアカ】 (ページ2)

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久方ぶりの学生生活ページ2

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学校なんて精神状態的に行ったことがなくてずっと個性を伸ばすための訓練に明け暮れていた僕が高校生を始めたのはつい最近だった

会長の計らい、だそうだ
別にいらないけどありがたく普通の子供と同じような生活を久しぶりに嗜んでみるか、と重い腰を上げて入学したのは雄英高校

そこはヒーロー科というものもある
有名らしいがあまりわからない

既に僕はヒーロー公安科委員会に入っているから関係ないか、なんて。

あまり気が進まなかった学生生活は案外楽しいものだった
特に部活…軽音部では何よりも僕では無い僕になれるから本当に楽しい

幼い頃から憎しみと恨みだけを頼りに道を切り開いてきた僕にとっては新鮮な生活である

人との付き合いは苦手で喋りも上手では無いけれど皆良い人だからこんな僕にでも優しく輪に入れてくれるからそこも問題ない。ただ途中で事件などがあったときに呼び出されたり、任務期間の時は休まねばならないのは少し億劫ではある

「どうだ？学校生活は慣れたか？」

『……まあまあですかね〜。部活は楽しいですよ』

よく気にかけてくれるヒーロー科の教師…相澤先生
僕の立場を全て知っている

ヒーロー公安委員会直属の人間だということ

「そうか。気が向いたらヒーロー科にでも転入してこい」

『う〜ん、気が向いたらですね』

ヒーロー科か。
どんな訓練しているのかは少し気になる

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ジャーーン、とギターを鳴らす
待ち遠しかった昼休み

いいのか知らないけど僕にとってギターを触る時間で、
場所は屋上に続く階段(え)

きっとここなら迷惑にはならないでしょって。

そういえばその時だったね

君と出会ったのって

「あ？…」

適当に作った歌を小声で歌ってたらそんな声が聞こえて、僕も思わずあ、、、と呟いた

クリーム色の髪色のつんつん頭に、真っ赤な瞳が特徴的な君との出会い