忘却の世界線【鬼滅×喰種】

-女子会 ページ36

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『我ながら酷い腕だな』




再生しても傷が増えていく一方の腕に嫌気がさす
肌色だった腕の面影はない



隠すことなく私は露出しているが皆聞いてこないのが救いだよ






浴室の扉を開ければ湯に使っている三人がバッと私を見た




『遅くなったね。お目汚し失礼』




そう言えば三人はじいっと私を見つめる


普通に恥ずかしいんだけど
いくる女でも裸体をじろじろと見られるのは慣れていないしましてや糞みたいに汚い身体だ



しかしこの者たちが見ていたのは傷ではなく…




「A…顔が幼いのに身体は大人なのね？」



雛鶴の言葉に思わずはァ！？と素っ頓狂な声を荒らげる


どこ見てんだこの女たち！！
思わず手で何となく隠す

意味ないけど。意味ないけどね？




「Aちゃん顔真っ赤だよ、可愛い〜！」



「ほら、湯に浸かりな。暖かいよ」



『…っあ、うん』



手招きをされたので大人しく湯に浸かることにした
湯に浸かるのなんて何時ぶりだろう


本来疲れを取るためのものだけど私に関しては血を流すためだけに入ってたもんだからな

それに忙しすぎたりすると入ってなかった



いつか私の体臭血の匂いになるんじゃないかって心配した程に血濡れていたな





『……あったかい』



体育座りで肩まで浸かり、ぽけ〜とする
この地に来てからの疲れが取れきっていないからか凄く凄く癒される


温かさのあまり寝てしまいそうだ




しかし寝ることは許されなかった

ある三人の女によって





「さて、女子会するわよ。殿方もいないことだし…」



『…私寝たいここで』



「溺れ死んじゃうよ？それに私たちAちゃんのこと知りたいの！」



『…う〜ん…何が知りたいの？別に隠すことなんてないからなんでも答えるけど』




ぶくぶくぶくと、口まで湯につけ音をたてる
よく小さい時にやったなあ



するとまきをがじゃあ遠慮なく…と言い質問をしてきた





「天元様から聞いていたけどAはどんな世界からやってきたの？」



原点から話せってことかい
めっちゃ面倒じゃんと思ったがなんでも答えると言った身…今更前言撤回するのは自分的にも嫌だ




『……そうだね〜、時代的にいえば未来から来たって感じ。数にして約百年後くらい』



するとリアクションは良く、三人口を合わせて百年後！？という声が浴室に反響した

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