-蝶女、胡蝶しのぶ ページ18
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「これからよろしくね、A。鬼殺隊として活躍することを祈っているよ」
そんな言葉と共に私は晴れて特例での入隊が決まった
異例中の異例とのこと
普通ならば鍛錬をし、最終選別というものに行かなくてはいけないところ私はお館様の言葉一つでなれてしまった
きっとよく思わないやつは沢山いるだろう
その為には割とかなり努力しなけりゃならない
別に認められようがなんだろうがどうだっていいが任されてしまった、承知してしまったことは一所懸命していかなくてはいけないな
支給服、刀、などなどは後々くれるとの事です
刀とかまじかよ、時代を感じる
武器を持つのなんてクインケ以来じゃん
なんて久方ぶりにワクワクしてる自分がいた
人間としての私はとうの昔に死んだ
あの暗い暗い牢で滝澤政道と共に散った
そして喰種として生き返る
そして現在、喰種として人間に力を知らしめるのではなく守る側へ
『…っ、は。なんで感極まってんの？きも』
目の奥が熱い
溢れてるのは涙だ
この涙を見せるのは大抵セイドウだった
人間のときも、喰種のときも
何故なら、私とセイドウは依存し合っていた
世界でたった一人の理解者
『…今何してるの？セイドウ。会いたいよ。あんたに』
あの時一緒に死ねばよかった
そうすればずっと私たちは一緒でまた人を守る仕事が出来たのに
なんて言ってももう遅いけど
でも何度も思ってしまうんだよ
私もまだまだ人間らしいところはあるんだ
「……あら、こんな所に居たのですね。Aさん」
木の上でそんな思いに耽っていれば蝶…えーと確か…
『胡蝶しのぶ…だったけ』
「ふふ、当たりです。さあ、柱合会議は終わったので蝶屋敷へ行きますよ。短い間私が君を預かることになったので」
『ふーん。よろしく、しのぶ』
「よろしくお願いしますね。医療従事者として喰種に関してとても興味があるので沢山お話を聞かせて欲しいものです」
へえ！
医療に携わる人間か。何だかまあトラウマがあるけど気のせいだと思いたいわ
『別に隠すことなんてひとつもない。知りたきゃ答えるまでだ』
「ふふ。其れでは超屋敷へご案内しますね」
そういい、笑うしのぶ
…何か我慢でもしてるんだろうか
自分の感情を、本当の自分を必死に抑えているように…私にはそう見えた
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あやりん - 何か､これ見ると、落ち着く。。。 (2020年7月21日 18時) (
レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)
兎吐(プロフ) - 瑞稀さん» 初めまして！そう言っていただけて嬉しいです......ちょっとほのぼの入れたかったので笑最近忙しくて更新遅いですが気長に待っていてくれると嬉しいです（>_<）コメントありがとうございました！ (2019年9月28日 13時) (レス) id: 0a7202a43e (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - 鬼滅×喰種最高です…！！！！！すっごく面白いです。やっぱ喰種切ない…嫁さんたちとのわちゃわちゃ可愛かったです笑笑 こうしんたのしみにしてます！ (2019年9月28日 1時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
ARIA(プロフ) - 私の端末ではフラグは付いていないです！更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2019年9月1日 20時) (レス) id: 2bba374a3f (このIDを非表示/違反報告)
菊藤(プロフ) - とても面白いです！頑張ってください！応援してます続き楽しみにしてます！ (2019年9月1日 17時) (レス) id: 7ca2f89356 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うる。 | 作成日時：2019年8月31日 0時
