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自己満足なんかじゃない_オタユリ ページ3

※オタベック視点。オチが微妙すぎて申し訳ない。口調おかしい。
_________


俺は今,ロシアに来ている。

来る理由はひとつ_ユーリ・プリセツキーに会って話をするためだ。



ユーリが待ち合わせ場所に走ってくる。

「オタベック,早いな」

_何度見ても吸い込まれてしまいそうな緑色の瞳。雪の白さを反射して輝く髪…



俺は,そんなロシアの妖精のことが好きだ。



「ユーリ。好きだ」

脳を通らずに唇から漏れた言葉は,ロシアの妖精の顔を歪ませる。

「…は?」

…まあ,そういう反応をするのが普通だろう。

「俺の自己満足になることを許してくれ」

「_待てよ、急すぎて話に追いつけねえ…オタベックが俺を好きってどういうことだよ?友達として?」

「恋愛対象として好きだ」

ユーリの目が見開かれる。

「これからもユーリと友達でいられるかなんてことはわからない。その可能性が低いこともわかっている」

自分にこの気持ちがあることでいつか,ユーリとの関係が壊れてしまうことは分かっていたから…_だから今,告白したんだ。

「俺の事を嫌ってもいい。軽蔑したっていい。それだけ伝えておきたかった。…じゃあな,ユーリ」


背を向けて歩き出そうとした時。ユーリが口を開いた。

「…オタベック,俺とはもう関わるな」

顔を上げたユーリの瞳が…

濡れていた。


「俺と一緒にいて,オタベックが同性愛者だなんて噂が出たら…オタベックはカザフの英雄でいられなくなるだろ。だから…俺のことは,諦めてくれ」

「…ユーリ」

考えるより先に,唇が動いていた。

「俺は今,カザフの英雄じゃない。ユーリの事が好きなどこにでもいる19歳だ。だから_」

ユーリの目を見つめ返して言う。

「聞かせてくれ。ロシアのアイスタイガーでも妖精でもない,ユーリ・プリセツキーの気持ち,いや…答えを」


ユーリが驚いたように俺を見て,ゆっくりと言葉を紡ぐ。


答えは_____


- - - - - - - - - - - - -


俺の名前はオタベック・アルティン。


どこにでもいるカザフスタンのフィギュアスケーター,19歳。


世界に1人しかいない,妖精のようなロシアのフィギュアスケーターと,恋人になりました。



Fin.
_______________


バスの中で半分眠りながらノートに書いてたので,この作品に関しては本当に読みにくくて申し訳ないです…

君が起き出す前に_ヴィク勇→←過去にさよなら_ユリ勇



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作者名:sou16 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/souiro/  
作成日時:2017年8月25日 17時

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