言えなかった本音 (ページ6)

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ソクジンサイド

仕事終わりに偶然出会ったお隣さん

綺麗で、スラっとした身長とちょっぴり茶色がかったロングのストレートヘア

その人は俺の理想にぴったりで、思わずエレベーターで声をかけてしまった

しかも俺がシャワー中に歌ってるのが、まさか聞こえてたなんて…あぁ恥ずかしい

俺今、耳まで真っ赤だよきっと
自覚あるよ！

まぁでも勇気を出して連絡先を聞いて良かった

メッセージをしたのに返事が来ない…
忙しいんだろうなぁ
元気無いような顔だったもんなぁ

まぁ、だからご飯に誘ったんだけど♪

待てども暮らせども返事は来なかった

えーい、こうなったらジミンに連絡しよう

大学の後輩だったジミン

今は自営業でお店を出している
若いのに大したやつだ

［ジミーンくーん、飲みましょましょましょましょしょましょましょね、ジーミン♪］

［今日お店暇っぽいし良いですよ］

すぐに返事が来た

よしよし、じゃあ行こうかなぁーなんて思ってエレベーターを待つ

ドアが開いた瞬間、俺はとってもびっくりした
天使が乗ってるのかと思ったから

でもそれは違ってて笑
数時間ぶりに見るAだった

メッセージは忙しくて返せなかったみたい

良かった、嫌われては無いみたいだ
ご飯も行ってくれるって、やったー

でも部屋に上がろうとしたら断られた…

まっ、そらそうか
これからいくらでもチャンスはあるはずだからな

それより、ちゃんと警戒？してくれて嬉しかったし、誰でも部屋にあげるような子じゃなくて安心した

ジミンにメッセージを送る

［今日やっぱりやめとくー］

［なんで？笑］

［初デートだから♪］

［えっ？ジンヒョンいつの間に彼女が⁉
てか、だったら尚更僕の店でしょ！笑
雰囲気もちょうど良いし、初デートに持ってこいのお店じゃない？
小洒落たお店知ってたらポイント上がるんじゃない？］

ジミン(音符が腹立つわ～笑
でも、どんな彼女か気になるじゃん？
見てみたいやん？)

しばらくして、

［わかった。でも俺と知り合いだってことは黙ってろ！いいな？］

［はい、かしこまりました～］

「お待たせしました」

タイミング良くAがドアを開けた

「いや、全然。その服も可愛いね」

仕事終わりの服装も、これからご飯に行く為に着替えてくれた服も、どちらもAに似合っていて自然と可愛いねって言っていた

「じゃ行こっか」

そう言って自然にAの腰に手を当てた

ソクジンサイド終

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