6話 苦手 ページ7
ポアロに着き表口から入ると安室さんは私達に気付き笑顔で
「おかえりなさい」
と言ってくれた
『ただいまです』
「ただいま、z...透」
「あむぴー!」
「はい」
女子高生に呼ばれたみたいで安室さんはそっちの接客に向かった
私は、唯川さんを連れて裏へと入る
冷凍庫に向かいアイスを置いてる場所に案内して金庫へと向かい財布をしまう
タイミングよく唯川さんがこちらに来たのでエプロンを渡して一緒に中へと戻る
すると待ってたと言わんばかりに毛利さんがカウンターに移動していたのでそちらに近づき
『お待たせしました』
と、言うと嬉しそうに大丈夫と言ってこの前の話の続きを聞かせてくれた
お話は、この前行ったと言う旅行の話で前回は観こうしようとしたら事件が起きてしまったと言うところで終わっていたので
今日はその犯人が誰だったのか、動機やトラックについて話してくれた
本来なら、そう言った話は機密事項になるのかもしれないが私が推理小説が好きと言ったら特別に教えてくれるようになったのだ
毛利さんのお話を聞きながらオーダーされた品を作って唯川さんに教えながら提供をしてもらう
毛利さんのお話が終盤になったところでからんからんとドアの開く音がした
『いらっしゃいませ』
声をかけてお客さんの顔を見ると
「こんにちは」
といって入ってきたのは最近常連さんになりつつある神田さん
お昼休憩が大体この時間帯らしくてここでいつも食事をしていく人
2人のどちらかにおしぼりとお水を持ってってもらおうとしたが生憎どちらも女子高生に捕まっている
唯川さんもかっこいいし仕方ないかと思い結局自分が行くことにした
この人、ちょっと距離感おかしいから苦手なんだよな…
おしぼりとお水を置いて注文を聞く
神田さんは顔を近づけてジッと私の目を見てカラスミパスタとアイスのカフェラテを注文された
いつも近いんだよな〜と思いつつ笑顔で
『かしこまりました、少々お待ちください』
といってカウンターの中に入っていく
毛利さんが心配そうにこちらを見ていたが大丈夫と言う意味を込めて微笑むと安心したように新聞を広げた
パスタを作っている時に唯川さんがこちらに来て
「すみません、ホールまでやってもらって…」
と、謝罪されたが気にしていないので大丈夫ですと答えた
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YMZK(プロフ) - souさん» 2日かけて読んでくださりありがとうございます!そう言っていただけてとってもうれしいです!これからも書いていきますので引き続き読んでいただけたら幸いです (2022年5月3日 23時) (レス) id: 4f5dcb414e (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - すっごく面白くて2日で読み終わってしまいました!!諸伏さんの小説少ないのでとても嬉しかったです!!続きも楽しみにしています! (2022年5月3日 7時) (レス) @page42 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YMZK | 作成日時:2022年4月21日 0時