33話 ホットケーキ ページ34
飛田さんとの出会いは安室さんが入って少ししてからだった
日本男児って感じの人が来て早々安室さんと話し込んだので一旦安室さんも一緒に席にご案内をして注文を聞いた
メニューを見て数ある中からパフェを頼んだことに衝撃を受けたのだが
さらに、私の作ったパフェで背後にお花を咲かせるほど喜ぶ姿を見て
この人推せる
と感じた私は、安室さんと梓さんに推しができたと話し以降飛田さんのデザートは必ず私が作るようにしている
フードメニューは安室さんや梓さんの方が上手なのだがデザートは二人よりも上手に作れるのだ
そのためデザートは私の担当といっていい
カウンターに戻り溜まっている洗い物に手をかけていると安室さんと飛田さんが話をしておりそこになぜか唯川さんも加わった
梓さんが隣に来て洗い終えたお皿を拭いてくれるので話しかける
『唯川さんってコミュ力高いんですね』
「え?」
『ほら、今安室さん達とお話加わってますもん』
「あれは、お話っていうより事情聴取っぽかったよ」
『事情聴取?』
「うん、Aちゃんと仲よく話してたけどどういう関係だ!って」
『なにそれ!?推しに迷惑かけないでくださいよ・・・』
「Aちゃん的には推しかもしれないけど何も知らない人から見たら恋する乙女っぽい反応してるもん
Aちゃんのことが好きな唯川さんは気になっちゃうんだよ」
『そうですか〜?』
ちらりと三人を見ると和解したのか笑っている
「和解したみたいだね」
梓さんも同じことを考えていたらしく思わず笑ってしまった
その後は、今度遊ぶ約束を取り付けて
行きたい場所を挙げたりしておしゃべりを楽しみながら洗い物を終わらせた
洗い物を終えて拭き作業を一緒にやろうとしたら安室さんが
「飛田がホットケーキを注文しました」
といってきたので梓さんに一言告げてホットケーキを作りに向かった
作っているとき安室さんが熱心に手元を見てきたのでなんですか?と尋ねたら
「僕も上手に作りたいのでまずは、見て学ぼうかと・・・」
と言われた
正直、安室さんにはハムサンドがあるのでデザートまで横取りされたくないので嫌な顔をしたら
「飛田のデザートはずっとAさんにお願いしますよ?」
と、言われまるで自分の考えが見透かされているようで恥ずかしかった
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YMZK(プロフ) - souさん» 2日かけて読んでくださりありがとうございます!そう言っていただけてとってもうれしいです!これからも書いていきますので引き続き読んでいただけたら幸いです (2022年5月3日 23時) (レス) id: 4f5dcb414e (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - すっごく面白くて2日で読み終わってしまいました!!諸伏さんの小説少ないのでとても嬉しかったです!!続きも楽しみにしています! (2022年5月3日 7時) (レス) @page42 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YMZK | 作成日時:2022年4月21日 0時