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32話 飛田さん ページ33

『よろしくお願いします・・・』


周りにいたお客さんがこちらを見ていたので恥ずかしくなり後半が小声になってしまった


それでも、唯川さんは嬉しそうだったので気にしないでいよう


少しするとランチタイムになり、安室さんとキッチンを交代する


ハムサンドが飛ぶように売れていくので安室さんはキッチンから出られず私はとにかく走り回った


少しして梓さんが来たので少し余裕ができたのでバッシングをしようと思いトレーと布巾を手に先程帰ったお客さんの席を片付ける


すると、鐘の音と共にお客様が入ってきた


『いらっしゃいませ・・・あっ!』


やってきたのは、安室さんの助手の飛田男六さん


The日本男児な見た目に安室さんよりも大きい背とがっしりした体形


そんな男らしいのに甘いものが好きでよくデザートを注文する


私が安室さんとシフトが被ったら会えないかなと密かに楽しみにしている人である


梓さんがお水とおしぼりを持ってこちらにやってきて


「飛田さんに注文取るのお願いね」


と言って私が片付けていた席を拭き始めた


『了解です』


お水とおしぼりを持ち飛田さんを探す


カウンターは沢山空いているのになぜか唯川さんの隣に座っている飛田さんに近づく


『こんにちは、飛田さん』

「ああ、こんにちは」

『ご注文お決まりですか?』

「ブレンドとハムサンドをお願いします」

『かしこまりました!』


伝票を書き込み安室さんにお願いする


ちらりと飛田さんを見ると唯川さんになにかを渡してそれを見た唯川さんが一瞬驚いた顔をしていた


飛田さんと唯川さんって知り合いなのかな?っていうかなにを見たんだろう


一人でそわそわしていると安室さんが飛田さんの注文の品を作り終えたので運びに行く


唯川さんは、私がカウンターから出たのを見て慌てて何かを上着の中に隠した


『お待たせいたしました、ハムサンドとブレンドコーヒーになります』

「ありがとうございます」

『いえいえ・・・ところで、今日は食後にデザート頼みますか?』

「そうだな・・・うん、そうします」

『!、やった!

腕に縒りをかけて作るのでまた後程注文してください』

「はい」

『ごゆっくりどうぞ』


飛田さんにそう告げて一歩下がりグッとガッツポーズをした

33話 ホットケーキ→←31話 傍派か陰派



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設定タグ:名探偵コナン , 諸伏景光 , 降谷零   
作品ジャンル:ラブコメ
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YMZK(プロフ) - souさん» 2日かけて読んでくださりありがとうございます!そう言っていただけてとってもうれしいです!これからも書いていきますので引き続き読んでいただけたら幸いです (2022年5月3日 23時) (レス) id: 4f5dcb414e (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - すっごく面白くて2日で読み終わってしまいました!!諸伏さんの小説少ないのでとても嬉しかったです!!続きも楽しみにしています! (2022年5月3日 7時) (レス) @page42 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:YMZK | 作成日時:2022年4月21日 0時

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