27話 太閤名人 ページ28
あの後、ノート取らないと!と机に向かったはいいが集中できるはずもなく諦めて寝ようとしたが眠りにもつけず
なにもせずベットで横になるだけの夜を過ごし朝が来てしまった
カーテンを開けるとまぶしく温かい朝日が体を包んだ
深呼吸を一回してポアロに向かうべく準備を進める
「今日はいつもより早くない?」
『目覚ましより早くに目が覚めたんだよ』
なんて、つく必要もないウソを姉にしてご飯を食べる
天気予報を確認すると今日は午前中は天気がいいが午後からは雨らしいのでバイクではなく歩きで向かい帰りは父に迎えをお願いしよう
そして、その後すぐ始まった占いも確認してみたら6位と微妙な順位だった
ちょっとしたハプニングが起きるかも!?
素直な対応が◎
なんて、当たるかわかんない占いを見てお味噌汁を飲み干し朝ご飯を完食した
食器を流しに持っていき部屋に戻る
ライダースをクローゼットに戻してお気に入りのカーディガンを羽織る
折り畳み傘が入っているのを確認して鞄を持ち家を出る
大分早いが、散歩してから向かえばちょうどいい時間になるだろうと思う
靴を履きタイミングよくリビングから出てきた姉にいってきますと言って家を出ていく
階段で降りようかと思ったがバイクに乗らない上に散歩をしようとしていたので足を使い過ぎないようにエレベーターを使うことにした
18階から降りてきているので誰か乗ってるかもしれないがそうなら一緒に乗せてもらおう
待っているとエレベーターはやはり人を乗せて降りて来ていた
乗っていたのは着物を綺麗に着こなした太閤名人だった
そういえばこのマンションに住んでるって誰かが言ってたな・・・
「おはようございます」
『えっ、あ、おはようございます』
有名人だから気取ってるのかと思ったらめちゃくちゃフレンドリーで変な声が出てしまった
「お仕事ですか?」
『あー、はい。そうです』
挨拶だけで終わりかと思ったら会話が続くのでびっくりした
アルバイトだけどお仕事で頷いて大丈夫だよね?
「そうなんですね、頑張ってください」
『ありがとうございます。
太閤名人も、対局頑張ってください』
「ありがとうございます」
それ以降の会話はなく気まずいまま一階につき名人が去って行ったときドッと疲れが押し寄せた気がした
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YMZK(プロフ) - souさん» 2日かけて読んでくださりありがとうございます!そう言っていただけてとってもうれしいです!これからも書いていきますので引き続き読んでいただけたら幸いです (2022年5月3日 23時) (レス) id: 4f5dcb414e (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - すっごく面白くて2日で読み終わってしまいました!!諸伏さんの小説少ないのでとても嬉しかったです!!続きも楽しみにしています! (2022年5月3日 7時) (レス) @page42 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YMZK | 作成日時:2022年4月21日 0時