検索窓
今日:83 hit、昨日:184 hit、合計:449,001 hit

23話 ワックス ページ24

結局こちらが折れて繋いだままお話することとなった


嬉しそうに手をぶんぶん振りまわしながら唯川さんは色んな質問を投げた


好きな食べ物、趣味、特技、よく聞く音楽など小学校の頃書いたプロフィール帳のようなことをとにかく色々聞かれた


すると意外なことに音楽の趣味が似ておりそこで特に盛り上がった


『えっ、唯川さんこのバンド知ってるんですか!?』

「うん、最近よく聞くよ特に好きな曲は○○って曲なんだけど」

『私もその曲一番好きです!』

「えっ、好き!?俺もAちゃんが好き!」

『会話の流れ的に曲に決まってるじゃないですか』


私がそういうとしょぼんとした顔になる


なんで、こっちが悪いみたいな顔するんだこの人は


会話を聞いてなかった二人がこちらを見て


「A、唯川さんいじめちゃダメでしょ」


なんて、私じゃなく唯川さんの見方をしたのも許せない


思わず不貞腐れた表情をしてしまった私に唯川さんは慌てながら


「Aちゃんじゃなくて勝手に勘違いしちゃった俺が悪いから責めないであげて」


なんて言ってくれた


二人は、本気で私を責めてたわけじゃないのではーいと緩く返事をして再び作戦会議を進めていた


「Aちゃんも、ごめんね」

『別に、大丈夫です』


別にこちらも本気で不貞腐れてるわけじゃないので大丈夫と返したが唯川さんは気にしているらしい


私は唯川さんの髪を空いている片手でわしゃわしゃと撫でて軽くセットされた髪の毛を崩す


『これで、許してあげます』


唯川さんの目をしっかり見てそう笑いかけると瞬く間に顔を赤くして勢いよく手を離してカウンターに逃げて行った


置いて行かれた私はポカンとしているとまことから声がかかったので二人の会話に加わる


机の上で腕を組んだら先程撫でた右手が視界に入ったので唯川さんの先程撫でた髪を思い出す


ワックスを沢山使用しているのか結構ごわごわした質感だったなと思い出してクスリと笑みを溢した

24話 レシート→←22話 お話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (277 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1031人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 諸伏景光 , 降谷零   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

YMZK(プロフ) - souさん» 2日かけて読んでくださりありがとうございます!そう言っていただけてとってもうれしいです!これからも書いていきますので引き続き読んでいただけたら幸いです (2022年5月3日 23時) (レス) id: 4f5dcb414e (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - すっごく面白くて2日で読み終わってしまいました!!諸伏さんの小説少ないのでとても嬉しかったです!!続きも楽しみにしています! (2022年5月3日 7時) (レス) @page42 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:YMZK | 作成日時:2022年4月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。