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「 ... んん 、」
頭の痛さと身体のだるさで目が覚めた。
え？は？ここ何処、
見慣れない部屋に自分のじゃない大きくてフカフカなベッド。
そして枕からは俺の物じゃない甘い匂いがしていて。
ここが何処なのか分からなくて昨日の記憶を辿ってみる。
昨日は確か冠番組のスタッフさん達との飲み会で、勧められるがままに飲みまくってベロンベロンに酔っ払って ...
そこからが思い出せない。
え、俺変な奴に連れて帰られちゃった感じ？
ガバッと布団を捲ってみると服はちゃんと着てて安心した。
そして布団を捲った時に強く漂った甘い香りに嗅ぎ覚えがあった。
まさか ...でも何で 、
俺がこの匂いを嗅ぎ間違えるはずがない。
だってこの匂いは俺が焦がれ続けてる山田の匂いだから。
一人で悶々と考えてると音を立てて開く部屋のドア。
「 はよ、起きてんならさっさと来いよな 」
「 や、や、やまだ ... 」
やっぱりそうだ、山田が部屋に入ってきて驚きを隠せない。
なんで、アイツは俺の事嫌いなはずなのに。
開いた口が塞がらなくて恥ずかしさと何があったのかという事が気になってしまう。
そんな俺を見て眉を顰めた彼が不機嫌そうに舌打ちをする。
「 礼は？こっちは泊めたくもねえ奴泊めてやったんだから感謝しろよ 」
そこでふと思い出す。
朝から彼を見れた嬉しさと恥ずかしさが混ざって忘れてた。
“ 彼は俺が大嫌いなんだ ”
やっぱりそれは変わらない。
だから俺はそれに応え続けるしかないんだ。
「 はあ？別に泊めてくれ何て頼んでねえし。朝からお前の顔見る事になるんなら大ちゃんちに泊まりたかったわ 」
「 感謝も出来ねえのかよ、やっぱりお前何て嫌いだわ 」
「 てかお前俺に何にもしてねえだろうな？いくら嫌いな奴でも俺みてえな美人が寝てたら危ないんじゃ ... 」
「 っ、なんもしねえよ！勘違い野郎っ、つかしてきたのはお前だろっ、」
何故か俺の言葉は頬を少し紅くした山田に遮られてしまった。
は？え？俺何かしたのかよ。
ついに淡い恋心が爆発したとか ...？
俺が何をしてしまったのかは聞きたくなくてそれ以上その話題に触れることはしなかった。
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かすたーどばにら(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！まさか大好きな作者様の翠さんからコメントもらえるなんて思ってもみなかったのでとても嬉しいです...！はやくすれ違ってるふたりをくっつけたくて日々頑張ってます（笑）更新頑張ります！！ (2018年8月14日 0時) (
レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - コメント失礼します！！！とても好きです！このすれ違い具合がたまらなく愛おしいです...！これからも更新楽しみにしてます！！ (2018年8月13日 14時) (レス) id: a6b1b35491 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーどばにら(プロフ) - ひとみさん» そう言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです！なるべくたくさん更新できるように頑張りますね！これからも頑張るので応援お願いします！（笑） (2018年8月11日 10時) (レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーどばにら(プロフ) - Vさん» 返信遅くなってしまってすみません！いつも読んでくださりありがとうございます！私も書いてて楽しいです（笑）完結できるように頑張りますね！ (2018年8月11日 9時) (レス) id: 830b7600a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品大好きで、更新を楽しみにしてます！！ 続きが早く読みたくってｳｽﾞｳｽﾞしてます(笑) (2018年8月10日 8時) (レス) id: c0bd1ad421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーどばにら | 作成日時：2018年3月16日 22時
