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Bartender side 2 ページ38

「ウィスキー」


「いらっしゃい、あれ、一人?」


 

衝撃のツーショットから数日。


閉店間際にやって来たのは臣ひとり。

ちなみに、機嫌は悪そう。




「…ん。彼女、飲みだって」

「そうなんだ」

「……男と。」




 
…なるほど。
不機嫌の理由はこれか。




「親友だって」

 

あぁ、よく一緒に来てた、確か…"ナオトさん"



 
「何もないとか言いながらミニスカート履いてったんだけど」



新しい靴買ったんだろうなぁ。
靴買うと服にも気合入るって前に言ってたし。




「ライン既読にならねぇし」





て、いうか、臣。。




「…よく喋るねー今日。ヤキモチ?」

「………は?」




めちゃくちゃ睨んでくる臣。
自覚ないんだもんな、本人は。




 
「てかちゃんと付き合ってくださいって言った?」

 
「なんで?」


「前にAさん愚痴ってたよ。
好きだとは言われたけど、恋人になってくださいとは言われてないって」



それを聞いて臣はさらに眉間の皺を深くする。




「前にっていつ」

「一昨日かな」

「聞いてない。
つか何で隆二に愚痴ってんの」

 

おぉ、怒ってる。

多分これが嫉妬だってことも
気付いてないんだろうな、臣。

 

「ほら、俺、臣より彼女と付き合い長いから」


 
常連さんとバーテンっていう関係以上はないけどね。

 


「…何かムカツク」

「じゃああそこにいる子で発散してくる?
臣好みの美人だったけど」



そう言って俺は奥のソファに座る女の子を指差す。

勿論これまでの臣だったら
声をかけにいくと言って即落としにかかっていたところだけど。




「は、めんどくせぇ」



臣。

どうやら臣は、相当彼女に惚れてるみたいだね。



 



そんなとき。



カラン



 
店の扉が開いて。

 




「ここにいたの」

「…A」

 

本当だ、ミニスカ。

彼女はまっすぐに臣の隣に歩いてきて
隣に腰をおろした。

 


「何飲まれますか?」

「じゃあウィス……んんっ」


カランという氷の音と
カチンというグラスを置く音。





目の前には


彼女の顎を掴み深く口づける臣。

まぁ俺にとっては日常茶飯事の景色だけど



「ぷはっ……ちょっと、なんなのいきなり!」

「飲ませてやったんだけど?ウィスキー」

「別に口移しなんて頼んでない…っ」

「A。お前、俺の女だろ?」

「…は?」

「下らねぇこと隆二に愚痴ってんじゃねぇよ」






…やっぱり妬いてんじゃん。

素直じゃないんだから。

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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ひろみ - 私も臣大好きなので、キュンキュンしながら読みました。どうなるの?とドキドキで、途中でやめる事ができず、夜中までかかって一気に読ませて頂きました。 (2017年4月2日 2時) (レス) id: e9c7ef6696 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 3~しかないんですかね??間違ってたらごめんなさい (2017年1月8日 15時) (レス) id: 811aaed8b2 (このIDを非表示/違反報告)
あんな(プロフ) - 毎回毎回キュンキュンしながら見てます!! (2016年9月19日 0時) (レス) id: 16f1420843 (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - 続きが気になりすぎます(*^^*)!NEEさんのお話大好きです\(^^)/NEEさんのペースで大丈夫ですので、無理せず更新お待ちしております(*^^*)! (2016年5月22日 10時) (レス) id: 31f7cf4807 (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - あとさんと同じく!隆二くんに触れられてるところを見て、臣にいろいろ大切なことに気づいて欲しいです(>_<) (2016年5月22日 10時) (レス) id: 31f7cf4807 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NEE | 作成日時:2016年4月14日 22時

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