LOvE PANiC 7

番外編　PRESENT 3 ページ48

…要するに、ですよ。

　
　

俺の可愛い彼女さんは

俺と離れていた間
　



俺の誕生日に

会えるかわからない俺のために

俺に似合いそうなカフスを買って
　






ずっと大切に持ってたってこと！？


　



…なにそれ。
　



　




めちゃくちゃ可愛いじゃないですか！！
　





　








　
そして、一気に安心すると同時に
　
めちゃくちゃカッコ悪い俺…。。
　


　




早とちった。
　

というか

何で彼女のこと信じてあげなかったんだろう。
反省…。






　
「直人さん、元カレ…ってもしかして、
これを元カレのプレゼントと勘違いしてたんですか？」
　
　
人「………ハイ」
　









あぁ、ダサい、俺。。



　



しゅんとする俺に対してなぜか嬉しそうなAちゃん。



　

　

　
「…直人さんっ」

人「わわっ」


　

ソファに凭れて座る俺の首に
突然抱きついてくるマイハニー、A。

　

　


「嬉しい。
ネックレス、大切にしますね！

それから、直人さんのことも！」
　

　

　


　
　

　

…ずきゅん。

　
　
　




はぁ…いったいきみは、何回俺を好きにさせるんだろう。


　

　
　
人「俺も大切にするよ、ありがとう」
　



大切にするし

絶対にきみを幸せにするから。


　




　
人「次は、指輪かな！楽しみにしといてね！」
　
「…え！？」

人「♪」





　
まぁ、それはまたもう少し先だけど

期待しててくれていいよ。


俺の心が変わることは、ないから。





　



　









長「あ、どうでした？こないだの元カレのプレゼント」
　

後日、ニヤニヤしながら修羅場報告を待つ長束ちゃんへ
俺もどや顔で応戦。

　
　
人「ご心配なく！
アレは彼女と俺の愛の結晶だったので♡」
　
　

のろけを聞いた長束ちゃんの冷たい目も
幸せな俺には全然気にならないね！！

　


　
　
長「はいはい、ご馳走さまです」
　
人「さ、今日もお仕事頑張りましょう！」



　
　
気合いを入れる俺の腕にふと
長束ちゃんの視線が止まる。


　

長「それ、素敵ですね。カフスですか？」
　

人「…でしょ」


　

このときの自分は、
ここ一番のどや顔を見せていただろう。
　

　


人「…御守りなんだ」
　

　





　
そう、きみがくれた、きみの御守り。









　





―これからもずっと、一緒にいられますように―

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