エピローグ ページ40
人「久しぶりに楽しかったなー」
帰り道。
三人とは別れて私は直人さんと二人で帰路につく。
あのあと結局三人は冗談たっぷりに話をしながら
私をいじり倒し
最後には全員から祝福を受けて解散となった。
「何だか懐かしかったですよね」
人「あのAちゃんがからかわれる感じとかね」
「…もう!それはいいですからっ」
臣さんと隆二さんの私いじりを
助けてくれた直人さんに愛情を感じながら
とりあえず岩田の半分本気みたいな言葉に不安を覚えつつも
人「…Aちゃん」
やっぱり隣にいるこの人が好き。
それは私の中で揺るがない、こと。
「はい?」
人「…俺、必ずAちゃんのこと、大切にする。
臣とか隆二とか、…岩ちゃんにも、誰にも心が移ったりすることがないくらいの愛情を、捧げるから」
…直人さん。
さっきの皆の冗談を気にしているの?
心変わりなんて、私からは絶対にありえないのに。
「私だって、直人さんだけです。
だから私も直人さんを大切にしますね?」
そう伝える私の言葉に、直人さんは大きく息をつく。
人「あーーヤバい」
「?」
人「可愛すぎて……そんなこと言われたら、俺今すぐAちゃんを抱き締めたい!!」
素直にそう言葉にする直人さんに
私は思わず笑う。
「なんだかバカップルみたいですよ?私たち。
アラサーカップルなのに」
人「アラサー関係なくない!?」
バカップルでもいいんだけどね、私は。
人「まぁ、あれだよね。
一緒に幸せなら、それでいい」
「ですね」
人「コースアウトしてた俺を、正しい道に導いてくれたのは、Aちゃんだから」
「…正しい道?」
聞き返すと直人さんは、"覚えてないか"と笑う。
人「雪の日に、ダメダメだった俺のこと
助けてくれた俺の大好きな人の言葉」
え、それって…?
人「見つけたんだ、一緒に幸せになりたいと思える人」
直人さんが私を見つめると
そっとキスをくれる。
甘さも、切なさも感じるのは全部
この先直人さんとだけでいい。
また会えたことはきっと
私たちの運命。
私を待ち受けるlove panicはきっとまだまだ続くけど
私の変わらない気持ちははじめからひとつだけ。
私は、直人さんが好き。
【End】
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C - 泣いた!(´;Д;`) (2017年9月22日 11時) (レス) id: 5702af0d9c (このIDを非表示/違反報告)
水樹(プロフ) - LOvE PANiC大好きすぎてもう5回目くらいですそれくらい最高です! (2017年6月6日 19時) (レス) id: 27f38936cf (このIDを非表示/違反報告)
s - 占いツクールの小説は前々からよく読んでいましたが、こんなに感情移入した小説は初めてです。 読み出したら止まらなくて、三代目のメンバーの妄想小説を読んでいると言うより、一つの映画脚本を読んでいるような気分でした。今まで読んだ占ツクの小説の中で一番です! (2016年5月21日 1時) (レス) id: 3295d502e0 (このIDを非表示/違反報告)
たえ(プロフ) - こんなに感情移入できたの初めてでいっぱいドキドキキュンキュンさせて頂きました^^エリーが好きなのにNAOTOに気持ち持ってかれちゃいました(*´艸`)ぜひまたNAOTOメインの作品書いて頂きたいです!! (2016年5月10日 19時) (レス) id: 810f45a0fd (このIDを非表示/違反報告)
maman727(プロフ) - もう、すごくすごく良かったです。こんなモテモテでドキドキで本当に楽しかったです。次の作品も楽しみにしてますね(*^^*)素敵な作品ありがとうございました。 (2016年4月19日 8時) (レス) id: 061f6038ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NEE | 作成日時:2016年3月12日 11時