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人「と言うわけで、俺の彼女です」
「えっと…まぁ、そういうこと、です…」
突然直人さんから呼び出された週末。
行ってみれば懐かしいメンバー。
私が席についたところで
直人さんがにこにこして私を"紹介"する。
目の前には
臣さんと、隆二さんと…そして、岩田。
臣「…直人さん、珍しく呼ばれたと思ったら」
隆「こっちに戻ってきてたのは知ってましたけど…」
岩「…自慢ですか?」
白けた視線の三人に
それをものともしない直人さんのニコニコ顔。
私はどうしたらいいのかわからず、困惑。
臣「…直人さん…」
人「…うん」
臣隆岩「おめでとうございます!!!」
…え?
さっきまでの白い目が嘘のように
なぜか熱烈な祝福を受ける直人さん。
私は無視!?
そう思っていると、
隣の席の隆二さんがにやりとこちらを見た。
隆「あ、それで、皆で話してたんですけど」
臣「Aのこと、本気出したら誰か奪えんじゃないかなーって話になって」
…は?
何を言い出した??この人たち
人「…お前ら、まさか」
隆「また別れるかもしれないですよね」
臣「まだ何があるかわかんないっすよね」
岩「別に好きになっちゃいけないってルールないですよね」
「…はぁ??!」
人「は?ちょ、だめだめだめ!!
人の彼女だよ!?俺のだからね!!」
臣「はいはい。まぁ選ぶのはAなんで」
隆「まだ可能性はあるんで」
人「…冗談に聞こえないんだけど」
隆「あはは、だってマジっすもん!」
またそんなことを言って、直人さんをからかっている三人。
愛情ゆえによる冗談というのがお互いわかっているから和やかだけど
会話の中身だけ聞いたらなかなかの修羅場だ。
岩「…よかったですね、先輩」
「岩田」
小声で私に話しかけてくる岩田。
岩田にはたくさん助けて貰った。
私を想ってくれていた。
だからこそ、私も何となく、きまずい。
岩「幸せになって?
俺、あなたが幸せならそれでいいから」
にこりと笑う可愛い後輩に
私は何だか胸が切なくなる。
「岩田……」
岩「あぁ、でもひとつだけ言っとくと
…冗談じゃないから
チャンスがあれば、奪いにいくからね?」
岩田の目が冗談に見えなかったのは
気のせい、だよね!?
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C - 泣いた!(´;Д;`) (2017年9月22日 11時) (レス) id: 5702af0d9c (このIDを非表示/違反報告)
水樹(プロフ) - LOvE PANiC大好きすぎてもう5回目くらいですそれくらい最高です! (2017年6月6日 19時) (レス) id: 27f38936cf (このIDを非表示/違反報告)
s - 占いツクールの小説は前々からよく読んでいましたが、こんなに感情移入した小説は初めてです。 読み出したら止まらなくて、三代目のメンバーの妄想小説を読んでいると言うより、一つの映画脚本を読んでいるような気分でした。今まで読んだ占ツクの小説の中で一番です! (2016年5月21日 1時) (レス) id: 3295d502e0 (このIDを非表示/違反報告)
たえ(プロフ) - こんなに感情移入できたの初めてでいっぱいドキドキキュンキュンさせて頂きました^^エリーが好きなのにNAOTOに気持ち持ってかれちゃいました(*´艸`)ぜひまたNAOTOメインの作品書いて頂きたいです!! (2016年5月10日 19時) (レス) id: 810f45a0fd (このIDを非表示/違反報告)
maman727(プロフ) - もう、すごくすごく良かったです。こんなモテモテでドキドキで本当に楽しかったです。次の作品も楽しみにしてますね(*^^*)素敵な作品ありがとうございました。 (2016年4月19日 8時) (レス) id: 061f6038ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NEE | 作成日時:2016年3月12日 11時