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『もしもし！』
「もしもし、お疲れ様です」
『今、大丈夫？』
「…はい、大丈夫です」
『今日も寒かったよねー！』
「そうですね…」
『…あれ、何か元気なくない？大丈夫？』
「…そうですか？気のせいですよ！
今日もお仕事忙しかったですか？」
『うん、実は今日もまだ仕事中。
でもやりがいあるよ！毎日大変だけど楽しいし、一つ一つ形になっていくのがわかるんだ』
「すごいです！頑張ってくださいね！」
『うん、ありがとう。
…ね、本当に大丈夫？何かいつもと違うっていうか…
何かあった？』
「…本当に…何もないですよ？
平和に毎日が過ぎてます！」
『それならいいんだけど…』
「…はい、心配かけてすみません」
『…うん、また何かあったら言ってね？
あ、ごめん、そろそろ仕事戻る』
「はい、頑張ってください！」
『おやすみ』
「おやすみなさい」
臣「…嘘つき」
「いいんです」
意地悪に笑う臣さんに
私は少しだけ不満げに視線を投げ掛けた。
仕事中、軽い捻挫だと思っていた足は
少しだけ熱を持ち始めた。
私の表情から痛みを我慢していることに気付いた臣さんが
わざわざ車で
臣さんの知り合いの整形外科に連れていってくれて
時間外にもかかわらず診察を受けた。
やはり軽い捻挫で、数日で腫れもひくだろうとのこと。
湿布と飲み薬をもらい
そのまま臣さんが家まで送ってくれた。
臣さんが私の荷物を玄関まで運んでくれたとき
…着信。直人さんだ
臣「出なくていいの？」
「臣さんが帰ったらかけます」
臣「気まずいんだ？」
「そんなことないです」
臣「ふーん、じゃ出れば？仕事でまた繋がらなくなるかもよ」
「…(たしかに)」
聞かれて困るような話をしなければいい。
直人さんの声までは臣さんには聞こえないだろう。
わざわざ病院に連れていってくれて
鞄まで運んでくれた臣さんに邪魔だから帰ってとは言えない。
折り返しても休憩が終わって繋がらなくなるかもしれない。
電話に出れば、昨日と変わらない直人さんの声。
その声を聞いたら
何も言えなくなってしまった。
足を痛めたことも
那奈さんに言われたことも
何も。
心配かけるだけ。
言えるわけ、ない。
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ひにゃた(プロフ) - 206話までよみおわりました。健二郎が、健二郎が切ないです。健ちゃん大好きなんで。よんでて、健二郎にする！っておもいながらよんでます。くせになりますね。さっ、つづきよみまーす (2017年2月7日 16時) (
レス) id: 99600f3937 (このIDを非表示/違反報告)
りにゃ(プロフ) - NEEさん» こちらこそです!! (2016年2月20日 21時) (携帯から) (レス) id: 521bcd466b (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - なるみんさん» それについては、ちょっと色々考えてます(*^^*)直人さんとの結末を迎えるころには発表させていただきますので(*´ω｀*)パート6もよろしくお願いします！ (2016年2月20日 20時) (レス) id: 7b2f44dc73 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - りこさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいし励みになりますよー！パート6も頑張ります！よろしくお願いします(*´ω｀*) (2016年2月20日 20時) (レス) id: 7b2f44dc73 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - Ayanoさん» 臣の本気やってきました！ちょっとしたすれ違いなんですけど、二人には試練ですね！！頑張ってもらわねば！パート6もよろしくお願いします！ (2016年2月20日 20時) (レス) id: 7b2f44dc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NEE
| 作成日時：2016年2月4日 0時
