LOvE PANiC 5

235ー直人 ページ40

『一日目、お疲れ様でーす！！』
　
　


始まった
　
　
プロジェクトチームの初日打ち上げ！



10人程度で始めることとなったプロジェクトは
春の関西地区での始動に先立ち
子会社のある九州にて試験的に行われることとなった。
　
　
期間は１週間。
　
　
　
メンバーは過去に仕事したことのある人もいて
やり易い。

　
何とかやっていけそう。
　
　
　



『直っさん！！乾杯しますよ！』
　
人「さっきしたじゃん！何回目だよ」
　
　


…これは長い夜になりそうだ。

早めにAちゃんにメールしといて良かった。
そろそろ読んでくれたかな？
　
電話するって約束、いきなり守れなくて
怒らないでいてくれたらいいけど。



『ちょっと、直っさん！！何さっきから携帯気にしてるんっすか？彼女すか！？』
　
人「か、彼女じゃないよ！？」
　

俺の反応を見てニヤニヤするプロジェクトメンバー。

…残念ながら本当に彼女ではないんだよ。。
　
　

『直っさんモテるからなー！な、お前も直っさん好きとか言ってたよなー』
　
『は！？ちょ、何言ってんの！』
　
　

このプロジェクト唯一の女性メンバーがからかわれてる。

　

…そんなにリーダーの太鼓持ちしなくてもいいんだけどな。

　
　
苦笑いする俺の元に
　

普段めったに来ない、メルマガ以外のEメール。
　


人「あ、ちょっと、ごめん！トイレ！」
　
　

　
はやる気持ちを押さえながら外へ向かう。




　
差出人は、Aちゃん。
　
　


　


『直人さん、お疲れ様です。
Aです(^-^)/
メールありがとうございます！すっごく嬉しいです！』
　


よかった
メール喜んでくれたみたい。
　
　




『お仕事大変そうですね！
今日も飲み会で寝不足になるだろうけど、無理はしないでくださいね』
　


　
　
うん、わかったよ。
相変わらずイイ子だなぁAちゃん
　





『私も何とかこなせてる…と思います！
今日、顧客レポートを見ていたら直人さんの書いたのを見つけて、
ついつい読みふけっているのを岩田にからかわれてしまいました』





あはは、可愛いなぁ。
俺のこと、仕事中も考えててくれたんだ。
　



『ラーメンも羨ましいです。
　私も福岡、行きたくなってきました。』

　

あぁ、本当に来てくれたらいいのに。





　
『私も、直人さんに会いたいです』



　
　
…Aちゃん。どうしよう。




俺、今すぐきみを抱き締めたいんだけど！！

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