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「今日はごちそうさまでした！
お店も素敵だったし、ごはんもおいしかったです」
人「そっか、良かった。また行こうね」
私のマンションの前まで送ってくれた直人さん。
どうして幸せな時間はこんなに早く過ぎてしまうんだろう。
直人さんは大人で優しいから
こうして私のために時間を作ってくれたのだと思う。
でも寂しいのは私だけみたいで
私も大人にならなきゃ、
そう思うんだけど。
人「じゃ、また、ね」
「…あ……の！！」
つい手が伸びて、直人さんの服の袖を掴む。
びっくり顔の直人さん。
…やってしまった。
「…寂しいです」
言ってもしょうがないのに。
「１週間、顔、見れないんですね」
困らせるだけなのに。
ほら、直人さん困ってる。
駄目だ私。
子供すぎて、情けない…
人「…Aちゃん」
うつ向く私を
直人さんがふわりと抱き寄せる。
欲しかったぬくもりに包まれて
あぁ、やっぱり直人さんは大人だ、と思う。
人「…電話するから、ね」
ほら、優しい直人さんは私の欲しい言葉で安心をくれる。
人「こっち帰ってきたら一番に会いに行くよ」
「はい…」
これ以上嬉しい約束はない。
これ以上求めてはいけない。
「ありがとうございます。
１週間、頑張ってきてください」
そっと身体を離そうとする私を
「…なおと、さん…？」
直人さんは強い力でもう一度引き寄せた。
人「…駄目だよ、Aちゃん」
直人さんの顔が私の肩にあって
表情は見えないけれど
人「せっかく我慢してたのに」
いつもより低い声が私の耳元で囁かれる。
人「寂しいのは俺の方」
「え…」
人「連れていきたいくらいだよ、出来るなら」
直人さんの顔が近付いて、鼻先が触れあう。
人「…キスしていい？」
直人さんの言葉に私はゆっくり頷く。
人「…したら多分なかなか離してあげられないけど本当に大丈夫？」
「！だ、大丈夫…です…」
了解、という言葉の代わりに
直人さんの唇が重なる。
貪るようなキスは、いつも以上に激しくて
直人さんが本当に大丈夫かと確認した意味がわかった。
"…好きだよ、Aちゃん"
"大好きだよ"
合間に紡がれる愛の言葉は
甘い響きとなって私の胸に広がって
…あぁ、今が永遠に続けばいいのに、と思う。
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ひにゃた(プロフ) - 206話までよみおわりました。健二郎が、健二郎が切ないです。健ちゃん大好きなんで。よんでて、健二郎にする！っておもいながらよんでます。くせになりますね。さっ、つづきよみまーす (2017年2月7日 16時) (
レス) id: 99600f3937 (このIDを非表示/違反報告)
りにゃ(プロフ) - NEEさん» こちらこそです!! (2016年2月20日 21時) (携帯から) (レス) id: 521bcd466b (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - なるみんさん» それについては、ちょっと色々考えてます(*^^*)直人さんとの結末を迎えるころには発表させていただきますので(*´ω｀*)パート6もよろしくお願いします！ (2016年2月20日 20時) (レス) id: 7b2f44dc73 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - りこさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいし励みになりますよー！パート6も頑張ります！よろしくお願いします(*´ω｀*) (2016年2月20日 20時) (レス) id: 7b2f44dc73 (このIDを非表示/違反報告)
NEE(プロフ) - Ayanoさん» 臣の本気やってきました！ちょっとしたすれ違いなんですけど、二人には試練ですね！！頑張ってもらわねば！パート6もよろしくお願いします！ (2016年2月20日 20時) (レス) id: 7b2f44dc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NEE
| 作成日時：2016年2月4日 0時
