my hero2【安井謙太郎】

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貴女side
　


なんだか最近、謙太郎が私の過去についてよく聞いてくるようになった
　



謙太郎には本当の事を言ったことがない
　


あの大雨の日も、"家出をした"という理由を話した
　


家出っちゃ家出だけど、正確に言えば"逃げ出してきた"
　




これは今も続いてることだ




この事を謙太郎に話そうかを、毎日毎日考えていた
　




安「A、こっち」
　



貴「はーい」
　



そう言って私は謙太郎の足の間に座る
　



そして後ろから抱き締めてくる
　


こんな風に毎日を過ごしていた
　


私は、この生活が幸せで仕方がなかった
　


大好きで愛している人から、自分が思う気持ちと同じように
　




"大好き""愛してる"
　

　

と、毎日優しく言ってくれる
　




謙太郎が居れるなら、私はなんだってする
　



謙太郎は私を助けてくれた




だから私も、彼のためならなんだってやれる
　


　

私は、彼に相当惚れている
　



貴「謙太郎、ちゅーして？」
　

　


安「ん？なんか今日は甘えただな// 」
　



貴「んー、してほしいからかな？」
　



　

安「Aかわい、」ちゅっ
　




そう言って優しいキスをしてくれる
　


　








　
この幸せな日々を、絶対に失いたくない
　

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