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美空 「…完璧」
未来 「美空？言いにくいんだけどさ…体育だよ？」
月曜…
美空 「…未来」
上田美空。高１。
真面目。
なのに…
美空 「間違って…火曜の時間割を…」
未来 「…ポンコツ」
そう。ポンコツなのです。
器用になりたい…
けど…無理みたいです。
美空 「ロッカーに置いてて…良かったよ」
未来 「行こっか？」
美空 「うん」
美空 『ん？べちょ？拭かないと…』
美空 『ベトベトしてる…ソーダの匂い？どこまで続くの？授業…遅れてしまう…どうしよ…』
？ 『〜』
美空 『人の声？入っても…大丈夫なのかな？でも…拭かないと』
ｶﾞﾁｬ
廊下のベトベト…
この人らのアイスが原因か…
美空 「…」
？ 「…」
携帯…触ってる…
1限…始まるのに
美空 「サボりはダメですよ？」
侑李 「誰？」
涼介 「ごめんね？許してよ？」
大貴 「1-A。体育…絶対に出ない」
美空 「そうですか。先生に報告しますね？」
大貴 「待って。残念だけど…この部屋に入ったら…同罪だよ？ここから出してほしかったら…ゲームの材料でも集めて？宝石80個」
美空 「分かりました」
美空 「出来ました」
侑李 「もう出来たの？」
涼介 「宝石の穴場…見つけてる」
侑李 「超レアのダイヤまで…」
大貴 「…優秀？」
美空 「寝る前に…そのゲームをやってるので…簡単です」
大貴 「そっか。ありがとね？」
侑李 「凄いね？」
誉められてる？
ポンコツの私が？
嬉しい。嬉しすぎるよ。
侑李 「そういえば…」
涼介 「授業…始まってるよ？大丈夫なの？」
大丈夫じゃない!!
先生 「上田。遅刻した罰として…反省文を書きなさい」
美空 「…分かりました」
未来 「大丈夫？てか、遅刻した理由は？」
美空 「それは…」
女 「ｷｬｰ!!!」
女１ 「ヤバイ!!」
女３ 「カッコイイ!!」
未来 「誰？」
女３ 「同中じゃないと…分かんないよね」
女１ 「あの３人ね？中学から一緒のイケメン３人組で…皆の憧れなの」
女３ 「名前は…1-Bの山田涼介。イケメン&クール系男子。1-Cの知念侑李。可愛い顔してるんだけど…毒舌なんだよね。最後は…1-Aの有岡大貴。元気が取り柄だよ」
未来 「そうなんだ」
女５ 「あんな人達の…【特別】になれる子って…どんな女の子なんだろうね？」
女４ 「それね!!」
今…目が合った気が…
美空 『ん？メール？』
美空 『昼休み、朝の秘密の部屋に来て…？』
なんで…私の連絡先を知ってるんだろう…!?
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作者名：AKANE&AI | 作成日時：2019年12月31日 17時
