09 フレッドside 窒息 ページ10
フレッドベアside
ーギギギ
『っ......。』
突然扉が開き、恐怖のあまり声を出せなくなるAを前にただ座っている。
フレッド(随分と怖い登場の仕方をするなぁ。Aが怖がってるだろう!...まぁ、かわいいから良いけどさ。)
Aは恐怖が勝っているのか、一向に扉の方を見ようとしない。しかたなく扉の方を見るとそこには赤いランプの光が一つ輝いていた。
フレッド(あぁ.......................チカか。)
ードン
そう思った瞬間目の前にはAを強く抱きしめ、軽くたかいたかいの姿勢をしているナイトメアチカの姿があった。
チ「きゃぁぁぁぁぁ‼なにこの子すっごくかわいい〜!」
『???』
チ「人間って子供のころこんなにかわいいの?もう可愛すぎる〜‼」
フレッド(Aだからかわいいんだよ。)
『えっ...あ、ありがとう?』
フレッド「相変わらずだね、チカ。」
チ「あっ!久しぶりです!フレッドさん!ねぇねぇ、あなた名前は?私ナイトメアチカ!チカちゃんって呼んでね!」
『うん!私AA!はじめましてチカちゃん‼』
チ「きゃぁぁぁ‼かわいい〜〜‼」
そう言いながらまた強く抱きしめる。満面の笑みでナイトメアチカに笑いかけるAをみて少しずつ心がモヤモヤしはじめる。
フレッド(いつまで抱きしめてるんだよ...。)
チ「A私の妹にならない?」
『えっ⁉妹?』
チ「そうよ。」
『ん〜ごめんねチカちゃん。私のお姉ちゃんはね一人だけなんだ。だから、妹になれないの。』
チ「そっか...良い子ね!それじゃぁ、親友になりましょう‼」
『女の子の親友?』
チ「そう!女の子の親友よ!」
『...うん!よろしくね!」
チ「やった〜‼」
また強くAを抱きしめ苦しいのか、手足をバタバタさせている。
フレッド「チカ、もうそろそろ離して苦しそうだよ。」
チ「え〜もうちょっと。」
フレッド「離してあげて。」
チ「いやだ‼」
フレッド「...先輩の僕に刃向かうの?」
チ「先輩なんて関係ないです〜!....あっ、もしかして...嫉妬?」
フレッド「は?誰が君なんかに。」
チ「嫉妬してるんだ〜。」
フレッド「してない!」
しばらく言いあっていると、Aの動きが鈍くなっていき動きが小さくなっていく。
フレッド「だから早く離して‼」
チ「い、や!」
『....。』
すると、全くAが動かなくなり2体とも固まる。
チ/フレッド「あああああああああああああああ‼‼」
急いでAを離し、横にする。
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月26日 11時) (レス) id: aa52c6c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣狐 | 作成日時:2018年9月7日 23時