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27 ゲームセット ページ28

目を細め、なんとかプラッシュトラップの動きを見ようとするが暗すぎて見えず、目を細めるのを止める。

(見えないな〜。どうしよう...。)

ータタタタタ

『‼』

ーカチ

『いない。』

困っていると、小さな走るような音が聞こえ素早く懐中電灯で前を照らす。すると、いたはずのプラッシュトラップが椅子の上から消えており、さっきの音は彼の動いた音だと判断する。

(ちゃんと音を聞いてれば、勝てるかな?)

ーカチ

灯りを消し、耳を済ませる。

ータタタタタ

少しするとまた先ほどと同じ音が聞こえ、移動している音だと確信する。

(さっきよりも音が近い。どのぐらい近くなったらちょうど良いんだろう?)

何度も灯りを点けたり消したりを繰り返し、音を聞く。間違いなく音は近づいてきていた。

(ん〜分かんない!なんとなくでいくしかない‼)

音に頼るのを諦め、自分の勘を信じるようにする。先ほどから聞こえる音はどれもさほど大きさが変わらず、少しずつ不安が滲み出てくる。

ータタタタタタッ

『っ‼(来る‼)』

ーカチッ ドンッ

プラッシュトラップの動く速度が上がるのを感じ、瞬時に懐中電灯を点けるも間に合わずに飛びかかれてしまう。

プ「惜しかったが、俺の勝ちだ。」

気がつけば、プラッシュトラップは私のお腹の上に乗り両手を頭の両側についている体勢をとっていた。部屋は来た時と同じ明るさになり、プラッシュトラップもゲーム前と同じ様子に戻っていた。

『あ〜あ、負けちゃった。』
プ「でも、フレドルズの奴らより断然センスはあるがな。」
『本当に⁉』
プ「おう!」

プラッシュトラップは私の上からそっと退き、立ち上がる。すると、手を差し伸べてくれたため、そっとその手をとる。

プ「さて、もうひとゲーム...っと言いてぇとこだが、あんたをフォクシーが帰ってくるまでに部屋に戻すって約束したからな。」
『帰してくれる?』
プ「決まってんだろ!その条件で遊んでんだからよ。それに、よくよく考えんと俺の身も危ねぇ気が...。」
『?とにかく遊んでくれてありがとう‼』
プ「良いぜ。久々にちゃんと遊べたからよ。んじゃ、とっとと帰んぞ〜。」
『はーい』

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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月26日 11時) (レス) id: aa52c6c5b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:剣狐 | 作成日時:2018年9月7日 23時

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