24 遊び相手 ページ25
プ「あんた一人なのか?」
『うん。さっきまでは他の皆もいたんだけど、おもちゃを取りにどこかに行っちゃった。』
プ「そうか。なぁ、見たところ暇そうだし俺と遊ばねぇか?」
『‼遊ぶ遊ぶ‼』
あまりの嬉しさにベットから飛びおり、プラッシュトラップとの距離を縮める。
プ「あんたよっぽど遊びたかったんだな。それじゃ、行こうぜ。」
『えっ、行くってどこに?』
プ「どこって、遊び場に決まってんだろ?」
ナイトメアフォクシーの言葉を思い出し、嬉しかった気持ちがどんどんと消えていってしまう。
『でも、私フォクシーとここでちゃんと待ってるって約束したの。行けないよ。』
プ「大丈だって!フォクシーが帰ってくる前に戻りゃ良い。そうすれば、バレねぇだろ?」
『.......。』
どう答えれば良いのか分からず、黙ってしまう。
プ「はぁ、あんた良い子ちゃんなんだな。んじゃ、どっちが良い?ここで一人なんもすることなく待ってるか、俺と違うとこで遊ぶか。」
『...遊びたい...』
プ「なら決まりだな。行こうぜ。安心しろ、絶対にフォクシーが帰ってくる前にこの部屋に戻してやるからよ。」
『約束してくれる?』
プ「おう‼約束だ‼」
プラッシュトラップが嘘を吐いてるようには見えず、覚悟を決める。
『分かった‼行こう‼』
プ「よっしゃ‼それじゃ、早速行こうぜ‼早く行けば、その分遊べるからな。』
『うん!』
プラッシュトラップがドアノブを回し扉を少し開けると、何かを思い出したような顔をする。
『?どうしたの?』
プ「いや、そういえばあんた、この部屋から出たことあんのか?」
『ううん、ないよ。なんで?』
プ「そっか、ねぇのか...」
聞かれたことに対し素直に答えると、プラッシュトラップは何かを考えだす。
(どうしたんだろう?)
少しすると、顔を上げこちらを見てくる。
プ「なぁ、A。悪いんだけどよ。目を瞑って俺に付いてきてくれねぇか?」
『目を?』
プ「おう。」
『でも、目を瞑っちゃったらプラッシュトラップのこと見えなくなっちゃうよ?』
昔かくれんぼの鬼をした時、目を瞑ってしまうと暗闇しか見えなかったことを思い出し、疑問をぶつける。
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月26日 11時) (レス) id: aa52c6c5b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣狐 | 作成日時:2018年9月7日 23時