282時間目 ページ33
Aside
.
「…………………え？」
.
訳の分からないことを言い出す前原に
開いた口が塞がらない。
"なんの冗談なの"
そう言って笑ってやりたかった。
前原「…………」
でもその真っ直ぐな目と赤い顔を見て
言えるはずもなくなって、喉の奥へと消えていく。
前原「…………冗談とかじゃねーから。
ずっと好きだった。
………カルマがいるのに、ごめんな。」
今日は本当に、驚くことばかりだ。
………私にとって前原は、話しやすい男友達。
ノリが良くて、冗談を言って笑い合えるいい友達。
そんな存在だった。
だから、前原にとっての私もそうなんだと
勝手に思っていた。
……けれど、違ったんだ。
「……………そう、だったんだね。
全然知らなかった…。
…………ごめんね。」
たくさんの意味がこもった
"ごめんね" を伝えた。
気づけなくてごめんね。
辛かったよね、ごめんね。
傷つけたこともあったよね、ごめんね。
.
.
"………私はカルマが好きなの。
ごめんね"
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るびー(プロフ) - Cocoさん» 返信が遅くなり大変申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます！！ (2020年1月7日 13時) (
レス) id: 1be613beca (このIDを非表示/違反報告)
Coco - 261話でスモッグの薬の説明のところで、[思いをふる]ではなく、[猛威を振るう]だと思います！ (2019年1月5日 9時) (レス) id: 514fef56d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るびー | 作成日時：2016年5月29日 0時
