赤羽 業【アカガミのキンパツ女】7

276時間目 ページ27

Aside








私は莉桜と一緒に、部屋を出る。





みんなは砂浜にいるらしいので
そこへ向かった。






その途中で、すっかり元気になった
ゆきちゃんとお母さんと合流して
他愛のない話をしながら歩く。









原「やっぱみんなジャージなのね。」




木村「他に客いないし、これが楽だわ。」







いつの間にかそこにいた
木村くんにびっくりしつつ





みんなを見回すと
確かに全員ジャージだった。





私の場合は服が血で汚れてしまって
ジャージしかなかったのでありがたかった。







木村「……あ、そうだA。




カルマが探してたぜ。」







「……え、私殴られるのかな…。」








本気でそう思ったので真顔で言うと
みんなにツッコまれる。





かなり迷惑をかけたから
怒らせていても不思議ではない。





とは思いつつ、木村くんにお礼を言い
目立つ赤髪を探す。






……が、思っていたより
すぐには見つからない。





まさか、その辺の赤い木と同化していたり…。





なんていう実際には有り得ないことを
考えながらもキョロキョロとしていると









赤羽「…………やっと見つけたー。」








ヤンデレっぽいセリフで登場した赤髪。








「…殴らないでね。」




赤羽「は？」









私の言葉に、意味がわからない。
という顔をするカルマ。





殴る気はないようで安心した。

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