252時間目 ページ3
Aside
潮田「……ガキのくせに生徒のくせに
大人の人に、先生に生意気な口を
叩いてしまって、すみませんでした。
本当にごめんなさい。」
鷹岡に言われた通り、謝る渚。
そんな渚を見て
鷹岡は満足そうに口角を上げた。
鷹岡「……よーし、やっと本心を言ってくれたなぁ。
父ちゃんは嬉しいぞ。」
そう言って、渚の頭に置いていた足を退けた。
鷹岡「褒美に、良いことを教えてやろう。
ウイルスで死んだやつがどうなるか…
スモッグの奴に画像を見せてもらったんだが笑えるぜ。
全身デキモノだらけ、
顔がブドウみたいに腫れ上がってなぁ……」
鷹岡はおもむろに
治療薬の入ったケースを掴んだ。
再びあの嫌な感じが、私の心に蘇る。
まさか……!!
鷹岡「………見たいだろ?
な・ぎ・さ・くん!」
.
またもや私の嫌な予感は
的中してしまう。
鷹岡はケースを空中に放り投げ
起爆スイッチを取り出した。
「……………!!!」
私はそれと同時に
精一杯ジャンプをしてへリポートへと乗り込んだ。
鷹岡の持っている起爆スイッチを
奪い取ろうとしたのだ。
…だが、間に合わなかった。
響き渡る爆発音と
そこら中に飛び散るガラスの破片。
そして、こぼれる液体。
ちょうど私がケースに到達した瞬間に
爆発させられたため
私は爆発に巻き込まれて
地面に叩きつけられた。
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るびー(プロフ) - Cocoさん» 返信が遅くなり大変申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます!! (2020年1月7日 13時) (レス) id: 1be613beca (このIDを非表示/違反報告)
Coco - 261話でスモッグの薬の説明のところで、[思いをふる]ではなく、[猛威を振るう]だと思います! (2019年1月5日 9時) (レス) id: 514fef56d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るびー | 作成日時:2016年5月29日 0時