今日:20 hit、昨日:47 hit、合計:12,978 hit
小｜中｜大
804時間目 ページ42
Aside
……まただ。
また私は、助けるはずの殺せんせーに
守るはずの殺せんせーに
助けられ、守られている。
柳沢「…ふははっ
世界最強と謳われた殺し屋も
所詮はただの人。
超生物の力には敵わない…！」
柳沢のその言葉は
私の心の奥深くにまで入り込んだ。
……そうだった。
私は所詮、人間。
触手も持っていないし、マッハで移動もできない。
どうしてそんな単純明快なことから
目を逸らしていたんだろう。
どうしてそんな私が、殺せんせーを…
……お母さんを、助けられるなんて
思ってしまったんだろう。
私は何一つとして、殺せんせーに勝るものを
持っていないというのに。
私は所詮、殺せんせーの……
柳沢「どんな気分だ……？
だーいすきな先生の足手まといになって
絶望する生徒を見るのは。
……分かったか？
お前の最大の弱点はな……」
殺せんせーの、最大の弱点
それは、私たち―――――――――――
殺せんせー「っそんなわけないでしょう！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るびー | 作成日時：2023年1月14日 16時
