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カルマside
潮田「カルマ！」
渚のトラップにかかった敵を
俺のかかと落としで倒す。
即席で思いついた上に、連携が重要な協力技だったが
スムーズに進み、難なく成功した。
昔はあれだけ遠ざけたかった渚を
今では協力し合えるほど近くに感じることができるのは
不思議な気分だった。
「渚。」
肩で息をする渚に手を差し出すと
嬉しそうに笑ってハイタッチをした。
強敵だったけど、なんとか最後の敵を倒すことができた…
茅野「…ちょっ！まだ動いてる！」
寺坂「ちゃんと とどめ刺せくそったれ！
かっこつけてハイタッチとかしてんじゃねえぞ！！」
そう言ってしぶとく動く敵に
スタンガンを浴びせる寺坂。
そのド正論に俺と渚は言い返す言葉もなく
ただ赤面するしかなかった。
A「……っ…ふふ…っ」
そして目の前には、笑いを堪えきれずに
声が漏れているキンパツがいる。
にやけ顔の中村の後ろに
隠れているつもりらしいが、バレバレだ。
同じ金髪だからって、同化できると思うなよ。
俺は中村の後ろからAを引っ張り出し
その柔らかい両頬をつねる。
A「い、いひゃい…！」
俺の手を掴み、じたばたと無駄な抵抗をする姿が
小動物みたいに可愛くて、また赤面してしまいそうだった。
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作者名：るびー | 作成日時：2023年1月14日 16時
