赤羽業【アカガミのキンパツ女】18 (ページ18)

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Aside

やっと解放される頃には
文句のひとつも言えないほど疲弊していた。

そんな私とは対照的に
カルマは満足そうに私を見上げる。

赤羽「…なーんだ。

結局Aも感じてるじゃん。」

「なっ………！」

そんなことない…！

そう言い返そうとしたところで
両肩を掴まれ、そのまま後ろに倒される。

私の体は、再びカルマの下に納まる形になった。

カルマは片手で私の両手首を押さえ
首元の服を少し下げ、鎖骨を露わにした。

「なに…っ」

そして言葉を発した瞬間
遮るように鎖骨の少し上あたりにキスをする。

「……っ…」

…いや、キスだけでは終わらない。

吸いつかれるようなこの感覚は
カルマのマーキングだ。

見えるか見えないかの境界線上に
赤い印を付けようとしている。

私は手首の拘束から逃れようとするが
カルマの圧倒的な力に支配されてしまう。

「んっ………」

声が小さく漏れたのと同時に
鎖骨の上には赤い小花が咲いたのだろう。

今度はカルマは、満足そうに私を見下ろしていた。

赤羽「作戦本番、よろしくね。

俺の隊員のAさん。」

そう言ってもう一度軽いキスをする隊長に
たまには従うのも悪くないか、なんて
思ってしまいそうになる。