赤羽業【アカガミのキンパツ女】18 (ページ17)

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Aside

カルマは私と違って逃げることなく
全てを受け入れていた。

そして、私は気が付いてしまった。

舌を絡められるだけでなく
絡める方も気持ちいいのだと。

その感覚に溺れてしまう前に
私はカルマから離れた。

「………もう、

これでいいでしょ……っ」

しかし、言い終わるか終わらないかのところで
後頭部と腰を強く引き寄せられる。

当然私の体は前に傾き
再びカルマの唇と触れ合うことになる。

「……っん…！」

そして今度はカルマの舌が
下から私の中へと入ってくる。

馬乗りの姿勢になっている上に
後頭部を押さえられているせいで
口を離すことができない。

カルマは私の抵抗を全て無力化し
私の舌を容易く捕まえる。

私の拙い動きとは雲泥の差だ。

器用に私の好きなところを探し当てて
執拗なくらいに攻めてくる。

「んんっ……！」

頭がふわふわして、悲しくもないのに
なぜか涙が出そうになる。

苦しくて、でも気持ちよくて
その矛盾した感覚に怯えて逃げ出しても

狭い口の中ではすぐに捕まって
また絡めとられる。