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Aside
ただでさえこんな体勢には慣れていないのに
さらに舌を絡めろ、なんて。
どうしてあの時、カルマ隊長だなんて
言ってしまったんだろうか。
こんなセクハラ隊長なんて、いてたまるか。
なんて悪態をついても、今更後悔しても
この状況は変わらない。
だから意を決してカルマの舌に少し触れたのに
まだ離さないと言わんばかりに、腰に置いた手に力を込める。
赤羽「俺がいつもAにするみたいに
やってみて。」
カルマがいつも、私にするように…
心の中で反芻した言葉が
私の記憶を引きずり出してくる。
カルマはいつも、優しく舌の縁をなぞって
逃げる私の舌を追いかけて、捕まえて…
「…〜っ！」
思い出すだけで赤くなってしまう顔を隠すように
私は目の前のカルマの舌に再び触れた。
…カルマはいつも、優しく舌の縁をなぞって
今度はゆっくりと舌の裏を撫でて
時折唇にもキスをしながら
互いの舌の区別がつかなくなるくらい、甘く溶け合う。
それから、それから…
脳裏にカルマのキスを思い浮かべながら
その張本人に同じことをするのは
なんだかすごく変な気分だった。
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作者名：るびー | 作成日時：2023年1月14日 16時
