赤羽業【アカガミのキンパツ女】18 (ページ15)

今日:15 hit、昨日:7 hit、合計:12,926 hit

777時間目ページ15

カルマside

俺はAの唇に触れながら体勢を変え
Aを俺に馬乗りにさせる。

Aを見上げるのは新鮮で、
長い髪が頬を掠めた。

Aも初めての体勢にどうしていいか分からないらしく
目のやり場と手脚の置き場に困っている。

見下ろすだけでは見られない表情に
心と体がさらに高ぶる。

「舌、絡めてみて。」

今度は俺が舌を出すと、Aは全力で紅潮した顔を横に振り、逃げ出そうとする。

でも腰を押さえられているせいで、それは叶わない。

四つん這いの体勢から逃げることも、
向き合うこともできない。

恥ずかしさのあまり、
言葉を発することもできなくなっている。

「隊長の命令、聞かなきゃダメでしょ？」

「………〜〜っ…」

少し涙目になって、
文句を言いたげに俺を睨みつける。

それがさらに俺を魅了し、誘惑することを
Aは知らない。

そしてついに諦めたように
その小さな舌で、俺の舌を少し舐める。

舌を絡めたとはとても言えないその動きが
なんだか愛おしかった。

これでいい？と目で訴えるAに
まだ足りないよと腰を強く抱き寄せる。