My Girlfriend～歳上の君と～YC 【３】 (ページ9)

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スイートルーム your side ページ9

エレベーターが目的のフロアを告げる頃には、
誰も乗っていなかった。

ﾕﾁｮﾝが居るのは、ロイヤルスイートルーム。

無理もない。

私のような一般人なんて入ってはいけないような
高級な場所。

あの時と同じ部屋。

ﾕﾁｮﾝはイベント毎にいつもホテルを
用意してくれた。

なかなか逢えないから、
記念日くらいゆっくり過ごしたいから、
っていうのが理由らしい。

日本で再会した時、
みんなで来た思い出の部屋。

その部屋の前についた。

カードキーは持っているけれど、
敢えてチャイムを鳴らした方が良いのかな…。

でも、私はﾕﾁｮﾝの彼女だし、
せっかくホテルの人がスペアキーを
貸してくれたし、開けちゃえっ。

A｢ﾕﾁｮﾝ～。」

リビングに入ると、
クリスマスツリーや豪華な食事が
並べられていた。

でも、広い室内を見回しても、
何処にもユチョナの姿はなかった。

A『ユチョナ～』

部屋を間違えたかな…？

あまり、大きな声も出せずに居たら、
不安になって、堪えてたはずの涙が頬を伝う。

急に仕事入ったなら言ってくれれば良いのに…。