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そうしてなんだかんだ1年が経った。
1年間ちょくちょくテニス部の練習が気になって覗いてみたら
皆私を見て手を振ったりしてくれて嬉しかった。
大会とかも来て応援しに行ったけど全国優勝は果たせなかった。
皆汗だくになりながら動き回る姿に、前の私では出せないような大声が出て
氷帝コールを必死に叫びつづけた。
3年生になり、クラス替え発表を見るや否や私の名前を見た後に
1番上にある名前を見ると思わず「は?」と声が零れた。
クラス替え発表の紙をもらおうと群がる群衆をかき分けて走り
3-Aの扉を勢いよく開ける。
「おうA」
1番 跡部景吾
「……まっじかよ」
跡部様の教室の机と椅子が少し立派なもののように見えるのは錯覚だろうか。
私の方を向いて頬杖をつきながら足を組む彼はまさに王様。
思わず突っ立っていると背中に鈍痛が走る
「イダァッ!?」
「おいA!?」
後ろを振り向くと無数の女子が跡部を見て耽っている。
まさに夢見る女子だ。恐ろしい。
跡部に夢中で私の方を見向きもしないようなので背中を擦りながら起き上がる。
席順のかかれた黒板とにらめっこし、席に座る。
3-Aの教室はところどころ席は埋まっているが
今から来る人は外のギャラリーが多すぎて入るに入れないだろう。
私の来るタイミングが良かったのか悪かったのか分からないな…でも損した。
外のガヤガヤとしたギャラリーを横目に
跡部に半ば無理矢理貸して貰った本をパラリと捲った。
*
更新不定期ですみません!
リアルが多忙なので結構更新が不定期になるかもしれません…ごめんなさい
あと評価、お気に入り本当にありがとうございます!!orz
すごく励みになります…!
引き続きこの小説をよろしくお願いします…!!
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!この作品はもう更新されないのでしょうか? (2019年7月10日 23時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:8zaki | 作成日時:2018年4月18日 22時