【コード・ブルー】〜この手に願いを込めて〜3.

102.コード・ブルー ページ7

スタッフステーションを出て、私もラウンドにいった


それが終わって医局へ向かうためエレベータに乗っていると



白石「あ、瀬名先生」




「白石か、」




白石「白石か、ってなによ



そういえば、仲直りした？あれから1時間ぐらい経ったけど」




「するわけないじゃん



一言も話してないわ。なんであいつは人の気持ちを考えようとしないのかね」





するとエレベーターが止まって、自分が降りる階だと思ったら
違ったらしく、新海先生が乗ってきた



新海「おはようございます」




「........おはようございます」




白石「おはようございます」




なんか藍沢のこと考えたらイライラしてきた




白石「でも、考えてないわけじゃないと思うよ？きっと。



瀬名先生が一番分かってるでしょ」




「あいつのことなんて一ミリもわかんないわ」




白石「とにかく仲直りしなさいね」




母親かよ




白石「あ、天野奏さん



無事手術終わって良かったですね」




新海「あ、はい。そうですね」




そう歯切れ悪く言う新海先生



新海「でも、手に震えが残ってしまったから」




白石「そうですか」




新海「腫瘍は完全に切除したし、命は助かったんだからってご両親は納得されてます」




白石「奏さん本人は.....」




新海「あれは誰がやっても結果は同じでしょう



むしろ良かった方ですよ。




さっきから瀬名先生黙ったままですけど、どうかしました？」




「............ほっといてください。」




白石「藍沢先生とちょっと喧嘩を(ゲシッ



いったぁ〜！」




余計なことを言おうとしたので思いっきり足を踏みつけてやった




「余計なこと言うな」




白石「そんな、足踏まなくたって........」




新海「じゃ、ぼくはこれで」




エレベーターを降りていった新海先生





てか、医局この階じゃん



そう思ってしまりかけてるエレベーターのドアを抜けて医局へ向かおうとすると





ガンっ



凄い音がした



振り返ると肩をおさえてしゃがみ込む白石




「なにしてんの」




白石「無理矢理降りようとしたら挟まれた」




「そう、お大事に。」




白石「冷たい......」

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