【コード・ブルー】〜この手に願いを込めて〜3.

116.コード・ブルー ページ21

緋山side



緒方「むあぁっ！ぬおぉ〜！！くっ、ぐぁぁぁ！」




大声を上げてリハビリを頑張ってる緒方さん



それをみて笑ってる私。






緒方「だっ、はっ！」






緋山「はい、見せて〜





3kg！？低っ！」






あそこまで声あげてたのに3kg





緒方「嘘だろっ？ちゃんと見ろよお前」






緋山「3kg、チェックしといて」





そう名取に指示をだす





名取「はい。」





緋山「先週より下がってるじゃん





あれっ？リハビリサボった？」





緒方「バカっ、めっちゃくちゃ頑張ってるよ」





名取「夫婦かよ(コソッ」





緋山「リハビリテーション科にうつるんだから




そこそこ回復してもらわないと。




はい、次上腕二頭筋」






緒方「鬼っ！まあこれもあと数日の辛抱だな




むこうの先生は優しいだろうなぁっ！」






そうわざとらしく言ってくる






緋山「こっちも、めんどくさいのがいなくなってせいせいしますー」






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



名取「分かりやすいですね、緋山先生」





スマホをいじりながら横を歩く名取





緋山「なにが」





名取「あんな手足の不自由な料理人のどこがいいんですか？」





緋山「えっ？」






名取が見せてきたスマホを見ると



私と緒方さんの写真






緋山「はぁ？なにいってんの





あんな横柄で自信過剰で、思ったことすぐ口に出すようなタイプ、





いっちばん、いーっちばん嫌いだから」





なにニヤニヤしてんのよこいつ




緋山「っていうかね、あんた今の言い方、患者にたいしてあり得ないからね」





名取「ああ、医者の言動としてまずかったですね




すみません。




さみしくなりますね」




そうまたスマホの写真を見せてくる名取




緋山「違うから。


あんたほんとむかつくわ。




消しときなさいよっ」

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