【コード・ブルー】〜この手に願いを込めて〜3.

114.コード・ブルー ページ19

進藤(TV)『小島、ラインとれ



小島。お前が助けるんだ』






救命病棟24時のDVDを真剣な眼差しで見てる横峯先生





藤川「えっ？！ドラマ見て医者になったの？」




横峯「はいっ！




小学生の時、これ見て進藤先生鬼ヤバ！ってなったんですよねぇ〜」





町田「まさか、それで救命に？」





雪村「実際なれてるって逆に凄いですよね」





藤川「頭いいんだか、悪いんだかわからんな」




煎餅をかじりながら藤川が笑う





横峯「変ですか？じゃあ灰谷先生は？




なんで医者になったの？」





灰谷「僕は、小さい頃にドクターヘリに助けてもらったことがあって




僕も人助け出来る医者になりたいなって」





「うわっ、灰谷先生めっちゃマジメだね。」




横峯「へぇ〜、そんなベタなのって現実にあるんですね〜」




「まぁ、でもやっぱり人それぞれだよね」




藤川「あるよ、俺だって昔喘息がひどくて




喘息って、軽く見られがちだけど入院することだって「ああっ！ちょっと待ってくださいっ」





突然叫びだした横峯先生



何事かと思ったら





横峯「今、進藤先生がいいこというんで静かにしてくださいっ」





藤川「あ、すみません。」




自由だなぁ
今の若者は。




横峯「ノンレスポンダーだ、開胸するぞ」




そう、キメ顔で言う横峯先生
現場でもそんなかんじでいてくれるとありがたいんだけどなぁ




進藤(TV)『ノンレスポンダーだ、開胸するぞ』




灰谷「ノンレスポンダー.......？」





ノンレスポンダーを手元にあった資料で調べだす





藤川「さっきから瀬名、何も食ってないじゃん」




目の前の机には、広げられた大量のお菓子




「なんか食欲ないんだよね.....」




藤川「なんだ、悩み事かよ」




「うん、ちょっとね。」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿

藍沢「お前は知らなくていい」




「なんでそういうこというの




なんか悩んでるなら話してよ。なんでも話せって藍沢だっていったじゃん」




藍沢「お前は知らない方がいい」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




知らなくていいまでならわかるけど、知らない方がいいっていう言葉が引っかかる。





あれから藍沢とは必要最低限の会話以外してない






藤川「あ、わかったぞ」




手を叩いてニヤッと笑いながらこちらを見てくる藤川




「なにが」




藤川「藍沢となかなか仲直り出来なくて、寂しいんだろ」




「違う。」




藤川「なぁんだ」

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