【コード・ブルー】〜この手に願いを込めて〜2.

88.コード・ブルー ページ41

「ふぅ」



カッターの刺さった場所があと数ミリズレていたら助けることが出来なかったかもしれない




「あ。」



藍沢「どうした？」



「私、医療行為禁止されてたんだった」



橘「問題ない」



「橘先生......」



橘「優毅さんが奥さんに変わって申し立てを取りやめてくれた



もう、大丈夫だ」



「コレで本当に良かったんでしょうか」



橘「いいんだ」



ウィーン



白石「ICU運んで来た」



藤川「まさか死のうとするとは」



緋山「最初からその気だったのよ、普通バックにカッターなんて入ってないでしょ」



「みんな、ありがとう


さっき庇ってくれて」



白石「あれは、私達の本心」



「私、医者続けていいかな？」



「「もちろん」」


「ありがと


着替えてくるね」


緋山「いってらっしゃい」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿

着替えてくるっていうのは嘘で今は屋上にいる


「ふぅーーー」


大の字になって寝転がる


恋乃実「先生、お母さん助けてくれてありがとうね」



「私、医者だからね


嫌われてようが、恨まれていようが私は患者を助ける」


起き上がって恋乃実ちゃんの横に立つ


恋乃実「カッコいいね」


「でしょ」


恋乃実「先生、また私が怪我したら治療してくれる？」


「うん。いつでもおいで


怪我しないのが一番なんだけどね」


恋乃実「そうだね(笑


さっきね、藍沢先生が私とお父さん明日退院していいって」


「そっか」


恋乃実「じゃあ私行くね」


「バイバイ」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

優毅「ありがとうございました」


恋乃実「瀬名先生」


「ん？」


恋乃実「元気でね」


「恋乃実ちゃんこそ」


恋乃実「うん！」


すると後ろの方からモゾモゾっと優毅さんの前に出てきた名取先生


名取「あ、あの、骨盤骨折見落としたの僕なんです.........


すみませんでしたっ」



名取先生が頭を下げてる

これを機に成長してくれると嬉しいな



杉田「瀬名先生、この間はあんなひどいことを言ってしまってすみませんでした」


「全然。これから、救命の仲間としてよろしくお願いしますね」


杉田「はい」



今日また、新しい一歩を踏み出せそうだ



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〜おまけ〜

恋乃実「先生って鈍感だね」


「え？」


恋乃実「早く気付いてあげないと、かわいそうだよ」


「だれが？」


恋乃実「ほんと鈍感(笑」


そう言い残していった恋乃実ちゃん



謎だ........

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