【コード・ブルー】〜この手に願いを込めて〜2.

86.コード・ブルー ページ39

時間通り会議室へ向かう



「ハァ......」



白石「大丈夫、私達がいる」



「うん」



いい仲間に恵まれたな



コンッ、コンッ


「失礼します」

　 〜席順〜
　 弁 母 父 娘 海
席に着くとさっそく始まった ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


弁護士「あなたは、治療に失敗しその後和人くんは脳死状態となった
　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 橘 瀬名
　 藤 白 藍
つまりあなたは、医療ミスを犯した。そうですね？」



「はい」



弁護士「そうなったのは、こちら側としては貴方が実力不足だったからと考えていますが」




「それは..........」




藍沢「彼女は、たしかに爆発の振動で手を滑らせ和人くんの脳を傷つけた




でも、それは実力不足なんかじゃない」




弁護士「誰ですか貴方？私は、貴方ではなく瀬名先生に質問しているんです」




緋山「私も、一度このようなことになったことがあります




大体相手側の弁護士は、自分たちの考えを私達に押し付けて無理矢理でも認めさせようとする




そんなことはさせない




瀬名には、医者でいてもらわないと困るので」




「緋山」




藤川「彼女は、患者思いの優しい医者です」




白石「あなたたちは知らないかもしれませんが瀬名先生は、和人くんのことがあってから




ここを突然辞めました、理由は私達は知りませんでした



やっと戻ってきてくれて、やっと5年前のことを知りました




彼女は、一人でこのことを背負い込んで、




同じことが起こらないようにって、起こっても大丈夫なようにって努力してきたんです」





藍沢「みなさんは見たことがありますか




目の前で死にかけている人間を



私達は、毎日のそんな人達を救おうと努力してるんです




瀬名は、誰よりも努力してる。一人でも多く命を救おうと



言い方が悪いかもしれませんが、和人くんに起こったことは仕方なかったんです



納得がいかないからと、彼女を責めるのは違うと思います」



「みんな..........」

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