【コード・ブルー】〜この手に願いを込めて〜

27.コード・ブルー ページ27

白石「現場では、エコーがないから頸動脈を目印にするの」



灰谷「は、はい」


みてたら、灰谷先生の手がピタッと止まった



灰谷「えっと、この先には、、、、」




白石「大丈夫よ、なにもないから」




こっちは、なんでも聞かないと進められないし




藍沢「なにを躊躇してる。肋間の上を思い切って開け」



横峯「は、はい」




藍沢「何度もやれば出血が増えるだけだ」



横峯「はい」




こっちは、藍沢がやたら怖いし

私がフェローの立場だったら手が震えるわ



藍沢「早くしろ」




白石「ちょっと」




「ストーップ。ここで喧嘩はやめましょう」




藍沢、そんな目で私をみないでっ




練習やるから手伝ってって言われて来たのはいいけど


空気悪いわぁ





グチャッ



横峯「あっ」



藍沢「お見事、皮下組織に命中だ」



横峯「すみません。できません」



藍沢「そうやって、現場でもさじを投げるのか





ドクターヘリでは、医者はお前一人だ。隣にいちいち教えてくれる指導医はいない





しかも現場の患者は大抵状態が悪い、お前が失敗すれば患者は死ぬし。




何もしなくても死ぬ」




白石が藍沢の言葉を聞いてまた何か言い出しそうだったから




「あぁ、もう。藍沢もそんな言い方しないの




横峯さんももっと慎重にね」




横峯「わかりました」




「ゆっくりやれば大丈夫だから




ほら、もう一回やろ」





横峯「はい」




「肺を傷つけにないようにね




チューブが曇ったら上手く言ったって事だからね」




横峯「はい」




「じゃあ、あとは藍ざわっていないし」




横峯「あ、出来たっ」




「そう、じゃあその感覚忘れないようにね」




横峯「はいっ」





うれしそーだな

こんなので喜べるなんて




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【おまけ】



藍沢が横峯に指導してる時。藍沢の言葉を聞いて






白石Side



藍沢先生の話聞いて灰谷くんもビビっちゃってるし



灰谷「あぁっ、うっ！あ、だっ！！」




「大丈夫あなたに言ってるわけじゃないから」




灰谷「あ、あ、はい」




白石「はい、深呼吸して」



素直に深呼吸するし






はぁ、本当にこの先大丈夫は？

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