コード･ブルー 〜Bridge to the future〜

11 ページ12

(川宮)


現場に着き私達が見たもの、それは…









川宮「なにこれ…」









元の列車の形は無く、ぐしゃぐしゃになった車両。









周りには血を流す数え切れない程の人達。









多すぎる…









藍沢「立ち止まっている時間なんて俺達にはない。
川宮、行くぞ。」









そうだ、早くしないと助かる命も助からない。









1人でも多く…1秒でも早く…









ーーーー ーーーー
(藍沢)


現場は予想以上に大変なことになっていた。









赤がかなり出そうだな…









藍沢「冴島、タッグは…」









冴島「ヘリにある分は全部持ってきています。」









藍沢「助かる。
川宮、お前は手前の車両を頼む。」









川宮「了解。気を付けて。」









彼女は不安そうに見つめながら走っていった。









・









藍沢「翔北救命救急センターの藍沢です。
大丈夫ですか？」









意識がない…



ショックか…？









心拍も弱い…自発呼吸も…危ない。









藍沢「挿管しよう。冴島、7.5チューブ。」









冴島「はい、藍沢先生、血圧下がってきています。」









外部には出血源が見当たらない…









内部か…？









藍沢「開胸しよう。内部からの出血の可能性が高い。」

☆→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す