優しい嘘と冷たい言葉 2 (ページ47)

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＿そのクラスメートは世間一般でいう
いじめっ子というやつだった
何も暴力とかそういうのを奮っていた訳では無い
その子が嫌がることを無理矢理させたのだ

…それは、自分でも理解していたしはたから見たら明らかないじめだったと思う
それが悪いことだって言うことはその子だって分かっていたんだと思う

…だけど、何故か辞めれなかった
いや、辞めると言い出せなかった
言ってしまったら友達を裏切ってしまうような気がしたからだ

…別にあとからが怖かった訳では無い
裏切られた瞬間が怖いと感じたんだ

あの、失望されきった瞳を見たくなかった
あとから沢山言葉を言われることが怖くて仕方なかった

…まぁ、勇気がなかったって言う事ね

そんな感じで中学一年生になった
…小学六年生の時は
皆別々のクラスで休み時間だけで彼女の嫌がるようなことを命令し続けてきた
だけど、中学一年生では何故か4人同じクラスになってしまった
…なんか、小学校の頃の先生は中学校の先生に何か伝えていなかったのかなぁと疑問にも思った

…だけどまぁ、暇にならないから好都合…
と、思うことにした

…そして、ある日その子にこんな命令を下した
…あのこと友達になりたいって言ってきなさいよ
あの子というのは小学校6年生の三学期ぐらいから
みんなに嘘つきと呼ばれている子だった

何故そう呼ばれるようになったのか
それは、ある女の子を裏切ったことから始まった
その子を裏切ったことによって
その子の見方であった子に問い詰められるようになった
その質問に答えて行ったうちにボロが出たのだろう
今まで着いてきた嘘がみんなにバレていった

それで、嘘つきだから、信用しない方がいいと言われるようになった
…それで、今現在に至るということだ

…まぁ、その子に友達になりたいとお願いしにいけということを頼んだんだ
…頼んだというか命令と言うことの方が正しいんだけどね

それで、その子が嘘つきの子に話しかけて…
まぁ、それで色々あってさそして…
その子が教室から逃げ出したんだよね

…みんな、そんなこと知らん顔だった…
私も、その子が帰ってくるのを待つしかないと思っていた
なのに…
ある子がその子を追いかけるように教室から出て行ったのを見たんだ

…その子は確か…小学校の頃のいじめられっ子の双子の姉だ
…その子のことはよく知らなかった…
だから、なんとも言えなかったけれど…