優しい嘘と冷たい言葉 2 (ページ16)

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「ふーん…そんなことが…
でもまぁ罪は罪よ
ちゃんとそれなりの罰は受けてもらわないと」

その結萌の言葉に対して私はそうだねと返した

「…それじゃ、もう帰るね」

「…え、まだ話したいことないの？」

「うん、それに日没も近いわけだし」

そういうと結萌は窓を見てあぁ暗くなったら危ないよねと言った

「帰りって徒歩？電車？」

「迷い中、暗くなってたら電車にしようと思うけど」

そういい私は結萌に花束を渡して病室を出ていこうとした
…その時

「あのさ！」

結萌が私を引き止めた

「…何？」

振り向き、そう聞く
結萌は一瞬口ごもって
私の方をちらっとみた
ん？と首を傾げる
結萌はふぅっと息を吐き出しこう言った

「梨愛の…友達になってあげて」

？
何だ、どういうことだ
でも、問い詰める時間もない
私はうん、と返し早足に病室を出ていった

…あの言葉にどのような意味が込められていたのか
今の私には分からない

ただ、あの悲しそうな表情から
…何となく、悪い予想をしてしまった